キスゲと青い山脈 油絵
3年前に品質をごまかすため、牛乳にメラミンが
混入されて粉ミルクを飲んでいた多数の乳児に
深刻な健康障害を引き起こした事件があった。
この事件後、中国政府はこの種の事件の再発
防止に備えて、食料品に対して厳しい規制を
設けて監督を強化していた。
その頃、豚肉の赤身を多くして高く売れるように
飼料に薬品を混ぜたり、注射するなどをしたため
健康を害する人が多く発生した事件もあった。
この事件でも多くの中毒患者が出て、国は薬剤
使用を禁止し、検査も厳しくしたはずであった。
ところが、その後に脂身を減らし、赤身を増やす
効果を備えている「痩肉精」と呼ばれる薬剤が
広く出回り、各地で中毒患者が続出している。
かっての塩酸クレンブテロールに代ってラクト
パミンなどの毒性を備えた薬品が使用されている。
地域の検査機関も、省の検疫機関、更にと殺場の
検査官も買収されて、汚染豚はフリーパスに。
目まいや震えなどの中毒症が出て、高血圧や
心臓病患者には特に深刻な影響が出るという。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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