読書する少女 油絵
西洋ではコウノトリが赤ちゃんを運んで来てくれると
して大切に見守っている。
日本にも山里には、多く生息していたのが農薬や
減反政策の影響で1986年に絶滅した。
1989年にロシアから贈られた幼鳥から現在では
兵庫県立コウノトリの郷公園で繁殖が進み、100
羽を遥かに超える数まで増え、また、放鳥された
鳥が周辺で44羽確認されている。
2009年に巣立った鳥が、最近青森県で生息して
いるのが確認されている。
本来備えていた行動範囲の広さが証明された
ようだが、全国各地で見られる日が待ち遠しい。
5月半ば、大阪の池島・福万寺遺跡の2400年
前の水田跡で見つかった鳥の足跡が、専門家の
鑑定でコウノトリの足跡だとされた。
国宝の桜ケ丘銅鐸などに描かれている鳥が
備えている足指の特徴が、遺跡から出土の足跡と
酷似していることから、銅鐸の絵は従来からサギ
だとされてきたがコウノトリではないかとなった。
弥生時代では人と共にコウノトリも水田を歩いて
いたのだと想像すると身近さを感じて楽しい。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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