エッフェル塔の見える通り 油絵
昔は物の値上がりが秋に集中していたのか、或いは
対句にし易かったのか「値上がりの秋」と、よく口に
されていたが、今年は季節が早まって夏を待たずに
値上がりラッシュになりそう。
昨年にロシアやオーストラリアなどの干ばつや
洪水などで小麦の国際相場は2倍にもなっていたが
日本は国が輸入量や価格を管理しているために
半年余り遅れて、値上がりが現実化してきた。
国からの卸値価格の上昇に備え、パンや麺類など
小麦使用食品メーカーが5~7%の値上げを発表。
加えて、同様に昨年来国際価格が上昇していた
コーヒーや砂糖、食用油なども、中国などの経済
発展の著しい国の需要が旺盛なため、価格上昇が
続いており、これらも大幅な値上がりに。
いま国民の関心の的の値上がりは、原発事故に
伴う東電の賠償金支払いに備えた保有資産の
不足から、ツケが国民に回されて、いつから
電力料金が値上げされるかだ。
この夏には最悪、国内の原発54基のうち40基が
運転停止に追込まれる事態も予想され、原発から
天然ガスを使用した火力発電に置き換わって行くと
電気料金は20%以上も値上がりになる試算も。
原子炉1基を廃炉にすると処理費がⅠ基当り
1000億円ほどもかかるため、40基では4兆円。
これも、電気代に転嫁されるので値上がり要素に。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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