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2011年5月10日火曜日

支援を求める前にやることがあるはず。


ライチョウ  油絵



東京電力は福島第一原子力発電所の爆発事故

発生から2カ月目を前にして、経営上で不足する

資金繰り計画で判っていた借入金の返済や利払い

などで必要な7500億円に加えて、原子力発電が

ストップしたことによる火力発電の増強に伴う

LNG(天然ガス)購入資金として1兆円が必要に。

これらの資金は経営計画に計上済みであり、また

発電費用はいずれ、電気料金に転嫁される話。

問題は、賠償金を支払いに備えた資金を支援して

くれというのが本音。

社員の平均給与が600万円台、役員報酬が

平均で4000万円超とか伝えられる会社であり

ながら、金を貸してくれと言う前にやっておくべき

ことがあるはずだろう。

役員報酬の全額カットや人員削減、保有株式など

資産の売却など先ず我が身を削ってから、政府に

即ち、国民に頭を下げるべきだが順序が逆。

4月25日には、事故による賠償問題を審議する

原子力損害賠償紛争審査会に対して賠償金の

支払い限度に配慮をしてくれと、会議の開かれる

前から値切り交渉をするとはどういうことか。

避難者や仕事を失った人、操業に影響を受けて

いる企業などへの対応は放ったらかしのままだ。

 
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