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2011年5月23日月曜日

魚の安全宣言は何時になることやら。


モネ ひまわり  油絵




福島第一原子力発電所事故による海洋汚染で

福島県から茨城県沿岸部の漁業が禁止され

漁業関係者は仕事を奪われた状態が続いている。

2ヶ月以上も経って、具体的な補償に備えた対応も

進まず、一体海はどうなっているのかと不安が募る。

原発から流出し続けている高濃度の汚染水や

緊急放出された汚染水による海洋汚染の状況の

把握に備えたサンプリング調査が続けられていた。

この程、調査結果が正式に公表された内容では

4700兆ベクレル以上もの汚染水は、原発から

海岸沿いに茨城県の日立市の南部まで約150Km

南下したのち、黒潮に押されて東の方向に向きを

変え、太平洋に向かって拡散していることが判明。

いずれ汚染水の流出は止まり、放射性物質の

沿岸部の海水からの検出数値は下がるとしても

海底に沈下した物質が長く留まり、海藻内や魚類の

体内に蓄積されることは避けられず、周辺を回遊する

魚の安全宣言はいつになるか想像もつかない。

黒潮に乗って北上を続けているカツオは、やがて

茨城県から福島県沖に達し、戻りカツオとなって

南下する時に、戻りカツオが安全性を備えていると

判断せれるのかも心配の種だ。

常陸那珂港の賑わいはいつ戻るのだろうか。

 
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