満月とフクロウ 油絵
焼肉屋のユッケによる腸管出血性大腸菌O111で
4人が命を落とし、20人余りが治療中。
年配者には、生肉を食べることには抵抗感を持つ
人が多いが、若い人を中心にユッケは人気が高い。
20歳代では半数の人が、また30歳代でも1/3が
ユッケを食べると報道されていた。
ユッケを常食する韓国で、食中毒が発生しないのは
当然のことながら、安全に備えた牛肉の厳選と
衛生管理、それにニンニクとごま油を使用して
冷蔵庫(冷凍庫?)で一晩寝かせるとか。
日本国内の衛生管理の行き届いたお店のユッケは
新鮮な牛肉の塊を、調理道具共々消毒してから
6面を切り捨て、中心部だけを料理する。
食中毒の原因となる雑菌付着防止に備えるため
使用できるのは全体の1/3程度に。
だが、大事件を引き起こした店では、捨てるのは
もったいないとして、消毒もなしに全体をユッケに
してお客に提供していたのだ。
生食用の牛肉の基準もないし、捨てるのは勿体
ないと、お客の安全性を無視した弁明を繰り返す
経営者の言動に、多くの人は驚いたことだろう。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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