ひまわりと花瓶 油絵
国には政府が所管する地震調査委員会があって
その下に、地震発生の判定会議が設けれている。
また、地震発生の予知に備えた機関として地震
予知連絡会が存在し、地震学者や文科省など
霞が関からの天下り役人が顔を並べている。
今年度、地震予知関連予算として、実に120億円
余りもの血税がつぎ込まれており、昨年度から
6%も増額されている。
しかし、結果は阪神淡路地震に続いて、またも
何ら予知らしいことは国民の前に出てこなかった。
だが、5年も前の2006年に地質学者が仙台市の
内陸で10mを超えるような大津波が1000年ほど
前に襲っていた貞観の大津波の痕跡を発見。
この事実に基づき大津波に備える沿岸部の対策や
原子力発電所への危険性を提言していた。
地震予知連絡会の会長は、5月の講演で、過去の
研究成果から大津波発生の危険性をまとめた
文章を2月に発表する予定だったが間に合わず
もし、発表していたら多くの人の命が救われた、
と残念がる内容だったという。
これほど、被害者を馬鹿にした話があるだろうか。
津波の犠牲者の御霊に、放射線に追われて
避難生活を強いられている人々への言葉なのか。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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