子供たちの四重奏 油絵
4月21日に富山県の焼肉店で親子が食べたユッケに
付着していた腸管出血性大腸菌の「Oー111」で
10数人が食中毒になり、小学生の子供が死亡した
事件が月末になって更に拡大したと報じられた。
患者から、O-111だけでなく、O-115の菌も
検出され、焼肉チエーン店の所在する福井県や
神奈川県にも飛び火し、5月5日までに4人が死亡。
1996年に堺市で発生したO-157菌による1万
人を超える集団食中毒事件が思い出させる。
人の体内に入った菌がだす「ベロ毒素」により、
大腸の粘膜が侵されて、感染後2~3日で激しい
腹痛や血便を伴う下痢に襲われて衰弱する。
血液中に取り込まれたベロ毒素で、急性腎不全や
急性脳症にもなる危険性を備えている毒素だ。
O-157の際には患者の便などから二次感染で
非常に多くの感染者が出る大集団中毒事件に。
今回も、先ずは二次感染による患者発生の拡大
防止に備えた緊急対策が必要だ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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