残雪の富士山 油絵
山深い郷士の里、十津川を再び豪雨が襲っている。
台風12号による豪雨は、9月5日朝現在、奈良県、
和歌山県などで、すでに死者24人、行方不明
54人が報告される大災害に。
明治22年(1889年)、十津川郷 を襲った大雨は
十津川沿い、40Km余りに亘り未曾有うの大水害を
もたらし、村を壊滅状態にし、生き延びた人々の
多くは新天地を求めて北海道への移住を余議なく
され、苦労して拓いたのが新十津川村。
今再び襲っている水害で、村の道路は寸断されて
救援隊も近付き難い悪環境に置かれている。
一刻も早い救助を願うばかりだ。
大台ケ原は日本一雨の多い山。
この山の東西に位置する村々には、既に1600~
1800mmを超す量の雨を降らした台風12号は
全く以って、けしからぬ「のんびりさ」を備えた台風だ。
高知沖に接近してから3日間かけて、雨を降らし
続けて北上し、日本海に抜けた。
気象庁の台風情報では、この間、「ゆっくり」北上が
続いていた。
「ゆっくり」とは、時速10Km以下を指すと言う。
TVで放映していた世界陸上の50Km競歩では
1位の記録が3時間41分25秒だったから、時速
13.53Kmになり、競歩よりも遅かったのだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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