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2011年9月29日木曜日

5回目のトキ放鳥が行われる

残雪の富士山  油絵





佐渡トキ保護センターでは、9月27日朝から

放鳥に備えて飼育ケージで訓練されていた

トキ18羽が自然界に放たれました。

平成20年9月に、初めて10羽が野生化に

備えて放たれてから5回目です。

2回目の平成21年に19羽、3回目が22年

13羽、4回目は今年の3月に18羽が放たれて

合計60羽が自然界に戻って行きました。

今回18羽が加わって78羽となります。

1999年に中国から贈られた1つがいのトキから

始まったトキの繁殖は、2010年末には、国内で

飼育されている数が158羽にまで増えています。

これ以外に放鳥された数に、中国へ返還された

羽数が加わります。

中国国内でも一時トキが絶滅に瀕し、1971年に

7羽が発見されてから、国を挙げて繁殖に備え

取組みが始まり、現在では飼育されている羽数に

自然界に居る羽数を加えると約2000羽です。

日本でも自然界での繁殖に期待が掛っています。

今年の春には7組のペアーが誕生し、産卵が

確認されていましたが、残念ながらヒナの

誕生には至りませんでした。

来年の可愛いヒナの誕生が期待されています。

 
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