残雪の富士山 油絵
佐渡トキ保護センターでは、9月27日朝から
放鳥に備えて飼育ケージで訓練されていた
トキ18羽が自然界に放たれました。
平成20年9月に、初めて10羽が野生化に
備えて放たれてから5回目です。
2回目の平成21年に19羽、3回目が22年
13羽、4回目は今年の3月に18羽が放たれて
合計60羽が自然界に戻って行きました。
今回18羽が加わって78羽となります。
1999年に中国から贈られた1つがいのトキから
始まったトキの繁殖は、2010年末には、国内で
飼育されている数が158羽にまで増えています。
これ以外に放鳥された数に、中国へ返還された
羽数が加わります。
中国国内でも一時トキが絶滅に瀕し、1971年に
7羽が発見されてから、国を挙げて繁殖に備えた
取組みが始まり、現在では飼育されている羽数に
自然界に居る羽数を加えると約2000羽です。
日本でも自然界での繁殖に期待が掛っています。
今年の春には7組のペアーが誕生し、産卵が
確認されていましたが、残念ながらヒナの
誕生には至りませんでした。
来年の可愛いヒナの誕生が期待されています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿