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2011年9月28日水曜日

全方位攻撃が可能なインフルワクチン

一条の滝  油絵







秋と共にインフルエンザの季節がやって来る。

政府は、新型インフル対策が後追いであった

問題点を見直して、国からの指示待ちではなく

都道府県が独自に、「未発生期」「発生早期」

「感染期」のレベルを判断して対応すること。

また、ワクチンの保管についても、原液で保管

していたが、製剤に長い時間を要するため、

迅速な接種に備えて製剤化して常備すること。

院内感染防止に備えて感染患者専用窓口の

設置、などを決めています。

問題は、非常に変わり身の早いウィルス。

この程、ヒトの血液から抽出した多くの抗体の

中から、表面構造の異なる12種類の香港A型

ウィルスの、全てのウィルスに対し有効に働く

抗体が見つけ出されています。

変化が速いウィルス表面構造の中でも、変化

し難い部分を捉えて攻撃する性質を備え

抗体であることが突き止められています。

この抗体は、鳥インフルエンザウィルスにも

有効であり、この全方位攻撃ができる抗体だけを

造り出せるワクチンや薬が開発されれば、

インフルエンザ予防や治療にとって、非常に

大きな前進になるとして期待が掛っています。

 
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