一条の滝 油絵
秋と共にインフルエンザの季節がやって来る。
政府は、新型インフル対策が後追いであった
問題点を見直して、国からの指示待ちではなく
都道府県が独自に、「未発生期」「発生早期」
「感染期」のレベルを判断して対応すること。
また、ワクチンの保管についても、原液で保管
していたが、製剤に長い時間を要するため、
迅速な接種に備えて製剤化して常備すること。
院内感染防止に備えて感染患者専用窓口の
設置、などを決めています。
問題は、非常に変わり身の早いウィルス。
この程、ヒトの血液から抽出した多くの抗体の
中から、表面構造の異なる12種類の香港A型
ウィルスの、全てのウィルスに対し有効に働く
抗体が見つけ出されています。
変化が速いウィルス表面構造の中でも、変化
し難い部分を捉えて攻撃する性質を備えた
抗体であることが突き止められています。
この抗体は、鳥インフルエンザウィルスにも
有効であり、この全方位攻撃ができる抗体だけを
造り出せるワクチンや薬が開発されれば、
インフルエンザ予防や治療にとって、非常に
大きな前進になるとして期待が掛っています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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