山中の滝 油絵
東北地方太平洋沖地震で、最大震度6強を
記録した都心では、近代的な高層ビルでも
大きな被害が出た。
通常の揺れだけでなく、高層ビルの建物が持つ
固有の揺れの周期と地震動による揺れの周期が
一致した場合には、地震の震動が収まった後も
数秒から数十秒の周期で揺れが続く。
今回の地震で、新宿の超高層ビル群の中には
13分間も揺れ続けた例が出ている。
この揺れにより固定していない家具や什器類が
移動するために、被害が拡大することになる。
東京消防庁の調査では、家具が倒れたり、
60cm以上もずれ動いた被害が、1,2階では
17%程度であったものが、11階以上では
47%に達していることが判った。
上の階に行くほど眺望がよく、価格も高いが
こと、地震に対しては被害率も高くなる。
建物が折れるかと思うほど、左右に揺られ続け
家具が右に左に移動し続ける中で、長時間
動くこともできず耐え続けるのは勇気が要る。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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