山中の渓流 油絵
4月21日、富山市で発生したユッケによる腸管
出血性大腸菌の「Oー111」による食中毒事件で
子供を含む4人が命を落とした。
食材に付着している菌類をトリミングで取り除く
べきところ、金儲けだけのために安全性を無視し
「Oー111」菌による食中毒を引き起こした。
これを受けて厚生労働省は、食品の安全性の
確保に備えて、生肉の提供に対する新基準を
策定して10月1日から全ての卸業者や飲食店に
適用することになった。
新しく設けられた基準では、殺菌のために
60度の温度で2分間以上加熱して、各表面から
1cmの深さまで加熱処理をする。
従来から安全性を重視していた店舗で行われて
いた表面の加熱処理方法だ。
通常、1cmのトリミングでユッケ用に利用できる
部分は1/3程度にまで減る。
安全性を無視して全体を商品化する場合との
提供価格差は歴然としている。
客の方も値段だけでなく、安全性を備えているか
否かの適格な判断をする心構えが必要だ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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