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2011年9月22日木曜日

赤身の魚による中毒に注意

山水蓬莱図  油絵






秋の魚、サンマが美味しい季節になったが

低温で正しく保存しないと食中毒になることも。

一般に、マグロ、カツオ、サバ、イワシ、アジなど

赤身の魚には、「ヒスチジン」というアミノ酸を

備えており、これが微生物の「ヒスタミン産生菌」

によって「ヒスタミン」に変化する。

このヒスタミンによりヒスタミン中毒になるもの。

ヒスタミン産生菌は、20度以上になると働きが

活発になり、ヒスタミンを魚肉内に蓄積させる。

ヒスタミン中毒になれば、ジンマシンに似た

症状が現れるが、通常は1日ほどで回復する。

顔面の紅潮、舌のしびれ、頭痛、発熱などが

主な症状だで、治療には抗ヒスタミン剤が有効。

何より、ヒスタミン生成阻止に備えた保管が

重要で、長時間常温状態で置かないことだ。

買ってきたら先ず、冷蔵庫で正しく保冷すること。

アンモニアなどの発生で異臭がする腐敗とは

異なり、臭はず、外観も変化が見られない上、

加熱してもヒスタミンは無くならないので、

保冷管理が唯一の予防策となる。

 
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