太陽光発電を中心とする再生可能エネルギーの
買い取りを、電力会社が中断する動きが出て、
メガソーラー事業者などに動揺が広がっている。
9月23日、発電者が電力を売渡すための系統接続
申請の受付を、九州電力が暫く保留する。
東北電力も同日に受付を中断し、東京電力は
一部地域で受付け制限を始めた。
電力会社は、発電された電力の受取りと配電に
備えた電力網を持つが、一部地域で送電網の
容量を超えることになるため申請の受付を中断。
九電では、太陽光の買取認定数・量が膨大になり、
全てを系統に接続すれば容量オーバーする。
容量増に備えた送電網の増強には数兆円要する。
九電の場合、系統接続済みが390万Kw、接続
契約申込み分が870万Kwあり、全てを受入れると
合計1260万Kwに対し、25年夏季のピーク電力量は
1600万Kw、使用が少ない春・秋の昼間使用量は
約800万Kwとなるため、1260万Kwは明らかに過剰。
送電網容量問題、不需要期の過剰電力が駈込み
申請で一気に表面化し、政府は8月26日、急遽
固定価格買取り制度の抜本改定に着手することに。
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