スイス政府は2050年までにスイスの
電力需要の最大7%を地熱発電で賄う
方針で地熱発電に力を入れていた。
最深地下4000mまで岩盤を掘りぬいて
摂氏200度の温度の岩盤まで達した上で
地熱による蒸気で発電をする考えだ。
スイスの北部、独・仏との国境の町、
バーゼルで地下5000mまで掘り進んだ
開発では、年間2万メガワットの電力を
得る計画だった。
2006年から進められた掘削では、M3
クラスの地震が頻繁に発生して家屋や
建物に約700万スイスフラン(約7億
8500万円)の被害が出て裁判沙汰になり
2009年に開発は中止された。
この地熱発電の開発は、スイス初の
試みだったが、蒸気を得るため坑井に
水が注入された後に、M3クラスまでの
小さな地震が連続して発生した。
バーゼルでは、1356年に推定でM6・5と
される大地震が発生、半径200kmの
地域が被災した。
最近、スイスとフランスの大学の合同
研究チームはバーゼル南部ユラ山脈
近郊に約8kmにわたる活断層の存在を
確認したが、専門家は過去8500年間で
3度の大地震が発生していると指摘。
また、次の大地震は今後1000年から
1500年の間に発生する可能性が強いと
しているが、この地域には原子力産業、
化学薬品産業が集中しており、大地震が
発生したら大きな被害が予測される。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿