トランプ大統領は、選挙公約でメキシコ
との国境に不法入国阻止に備えた塀を
築くと公約した。
この公約を受けて、駆け込みで不法に
国境を越えようとする者がメキシコ側に
溢れているという。
近年、不法入国を企てて、カリフォル
ニア州の国境で摘発された不法入国者の
中で中国人が急増しているという。
3月中旬には、車での国境通過で入国
審査を受けた際に、車のトランク内に
折り重なっていた中国人の男1人と
女3人が発見され、摘発されている。
米国の不法移民は約1100万人とされる。
米移民政策研究所(MPI)によると、半数
以上がメキシコ人、これにグアテマラ
などの中米諸国が続くが、５番目に
多いのが中国人で、約２１万人に上る。
2015年10月から16年5月までにメキシコ
ルートで摘発された中国人は663人と
2015年の14倍に急増している。
折から、アメリカ大統領選で壁問題が
取り上げられた時期に重なる。
メキシコ国境は、犯罪組織の拠点と
なっているだけに、中国人密入国者の
急増は忌々しきさを備える問題だ。
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