ページ

2017年5月3日水曜日

琵琶湖からアユの稚魚が消えた

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
九 重 桜



早ければ6月入りとともにアユ釣りが

解禁され、夏の風物詩が始まる。

入川に備えて道具の手入れに余念のない

アユ釣りフアンも多いことだろう。

全国で放流される幼鮎のほぼ1/5を琵琶

湖産が占めている。

だが、今年はかってない不漁に見舞われ

漁獲量は昨年の1/10に激減している。

平成28年度の全国でのアユの放流量は

計約844トンで、うち約171トンが琵琶

湖産だったとされるが、このままでは

琵琶湖産に依存している河川の漁連では

放流量の確保に備えてあわただしい。

稚魚が激減した理由は定かではないが、

その一つに外来植物プランクトンの大量

発生が挙げられている。

琵琶湖で繁殖するブラックバスなどの

外来魚によりアユが捕食されて数が激減

していることに追打ちを掛ける外敵だ。

「ミクラステリアス ハーディ」という

名のプランクトンで、全長が160~180

μm(マイクロメートル)と植物プランク

トンよりも大きい体長を備えていて、

他の植物プランクトンの生育場所を奪い、

異常に繁殖しているのだ。

アユが餌とするミジンコにとって、この

外来プランクトンは大き過ぎて餌に出来

ないため、結果としてアユの餌が不足。

稚魚の生育遅れでフアンには気がもめる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










0 件のコメント: