中国共産党代表大会の開幕日の10月18日、
北京市で大気汚染が発生し、汚染の深刻さを
示す4段階警報のうち上から2番目に深刻な
「オレンジ警報」が発令され、市域は健康に
有害物質のPM2・5を含む濃霧に覆われた。
中国当局は、大会に備えて北京市に「党大会
ブルー」を演出するために、北京市及び河北
省など周辺省・市に存在する1000社以上の
鉄鋼メーカーやセメント工場の操業停止令を
出したり、車の使用を自粛させたが奏功せず。
大気汚染度を示す気質マップ上で、重度の
汚染度を示す赤い渦が、党大会の期間中を
通じて、祝福の旗を振るかのように中國の
国内を渦巻いている。
また、世界で最も大気汚染のひどいインドの
ニューデリーでは、10月19日はヒンズー教の
お祭りの「ディワリ」が行われ、大気汚染の
悪化に備えて販売が禁止されていた花火や
爆竹が大量に使用され深刻な大気汚染状態に。
米英の研究グループは、2015年の1年間に
大気汚染などの公害が原因で死亡した人が
世界で900万人のぼると発表している。
この人数は、飢餓や自然災害による死者より
多く、アジアやアフリカで目立つという。
また、最も死者が多いのはインドで250万人。
次いで中国の180万人と報告している。
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