最近発表された調査資料によれば、2030年
には中国の小学生以上の児童の1/4以上が
肥満または太り過ぎになって、その人数は
5000万人にも達することが明らかになった。
1985年には、肥満児童数は615万人だった。
また、同年の農村部における肥満児童数は
全体の僅か1%だったが、2014年には男児で
17%、女児で9%に増加した。
2016年には中国全体における肥満児童の
男女比では、男児が23%、女児が14%と
なっており、都市部での肥満児童の増加が
顕著になっている。
現状のままで推移すれば、7歳以上の児童の
肥満や太り過ぎの比率は、2030年には5000
万人と児童数全体の28%に達するとされる。
肥満児童急増の大きな原因は1979年に導入
された「一人っ子政策」によるもので、甘や
かしやカロリー過多の食生活への急激な変化、
さらに運動の減少などある。
肥満児童の急増は、将来に成人病患者の
増加を招くことは明らかで、2002年の肥満
関連医療費総額の211億1000万元(約3588億
円)から、2030年には2倍超の490億元に増加
するとされるが、肥満に伴うガンなどの
副次的な疾病の増加を加えると5倍以上に
跳ね上がる可能性を備えている。
中國解放軍では、入隊審査で入隊資格の肥満
基準を緩和せざるを得ない切実な状況にある。
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