東北から北海道の太平洋側に面した漁港では
秋から冬にかけては、サンマや秋サケの水
揚げで賑わうが、今年も昨年に続いて不漁
続きで活気がないという。
漁期に備えて準備を進めてきた関係者に
とっては、今年も残念な結果になりそうだ。
原因については、以前から言われてきた
サンマについては中国や台湾などによる沖
獲りの影響が大きいだろうが、秋サケに
ついては原因は別のところにありそうだ。
ここ数年来、北海道の太平洋側近海ではさま
ざまな異変が起きているという。
サケについては、2010年頃から不漁が続き、
2016年は例年の3~4割の水揚げ量となった。
今年の見通しについて、北海道水産試験場
では昨年をさらに下回る予測を出している。
北海道では、漁獲量の安定化に備えて毎年
10億匹のサケの稚魚を放流している。
この内、今年の回帰の中心となる体長65cm
前後の4年魚の回帰が少ない見通しだという。
4年前は低水温などの影響でうまく生育しな
かった可能性があり、これが原因の一つ。
さらに、今世紀に入って日本近海の海水温は
高いところで2℃、低いところでも1℃も
上昇していることだ。
加えて、昨年は例年より北海道や東北に
台風の上陸や接近が相次ぎ、沖合の暖かい
海水を沿岸部に運んできたことが、高すぎる
海水温度を嫌うサケを遠ざけているという。
また、「戻りカツオ」については、6~11月の
常磐、三陸沖の来遊量は昨年並みと予想され
ているが、過去10年の平均を下回りそうだ。
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