厚生労働省は、「野菜の1日の摂取量の目標を
350グラム」とし、緑黄色野菜120gとそれ
以外の野菜230gを摂ることを推奨している。
だが、この摂取量には根拠は薄く、肉食が
多い米国が野菜摂取量400gが栄養的にバラ
ンスが良いとする論文を参考にしたそうだ。
よく、TVコマーシャルでも350gの野菜の
量を示し、これだけの量が1日で食べられ
ますかと問い、サプリメントを勧めている。
厚労省が推奨する350gの野菜を連日摂取
することは、都市生活者にとっては至難で、
野菜が高い最近では、経済的にも無理な話だ。
男女ともに、平均寿命がトップクラスの
長野県民の統計調査で、長野県の男性は
平成22年度には、379gを摂取しており、
厚労省の350gを超えていた。
長寿の要因は、やはり野菜の摂取だと納得
させる数値だが、研究者は疑問符を付ける。
都市人口の多い愛知県では、男性の野菜摂取
量は長野県の2/3を下回る243gで、摂取量
順位は47位の最下位。
野菜摂取量日本一の長野県の男性の平均寿命も
第1位で、野菜摂取量最下位の愛知の男性の
平均寿命は第17位に止まる。
しかし、男性の健康寿命の比較では、愛知
県は1位で長野県は6位と逆転する。
更に、脳血管疾患の死亡率では愛知県4位で、
長野県はなんと45位と最下位に近い。
要因の一つに、長野県民の食生活での塩分
摂取量の多さを指摘している。
塩分の多い野沢菜などの大量摂取に、醤油
などの塩分の濃い調味料の使用量を指摘。
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