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2017年12月7日木曜日

マダニ感染治療でインフル薬に有用性

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紫 御 殿



国立感染症研究所は、2016年7月ごろに、

弱った野良猫を保護していた西日本在住の

50代女性が猫に噛まれ、約10日後に死亡。

半年後に感染研が女性の検体を受けて精査

した結果、猫を介して「重症熱性血小板減少

症候群(SFTS)」を発症した可能性を備え

いることが高いことが分かったと発表。

SFTSは国内で初めて感染が判明した2011年

から2017年6月末までに266人の発症例があり、

そのうち57人が死亡、致死率は21%に上る。

国立感染症研究所などの研究チームは、この

マダニが媒介するウイルス感染症SFTSの

治療に、インフルエンザ薬アビガン(一般名・

ファビピラビル)が一定の有用性を備えている

ことが確認されたと発表した。

2016年5~12月に実施された臨床研究では、

50~80代の患者10人に5~14日間アビガンを

投与した結果、8人で血液中のウイルスの量が

減少して回復し、副作用は確認されなかった。

2人は死亡したが、投与開始時に既に多臓器

不全だったために、薬の効果がなかった

可能性が高いとみられている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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