国連機関の国際電気通信連合(ITU)は、2016
年に世界で廃棄されたコンピューターや携帯
電話、家庭用電子機器などの「電子ゴミ」は
推計4470万トンで、このうち回収されて
リサイクルされたのは約20%に止まると報告。
世界的なスマートフォンなどの普及で、今後
電子ゴミは増加の一途をたどり、2021年には
5220万トンに達すると推測している。
特に、著しい経済成長率を備えている東ア
ジアや東南アジアで急増しており、中国では
5年で2倍になったとする報告書も出ている。
2015年の調査で、対象国12ヶ国のうち最多の
発生量は中国で668万トン、2位は日本で
223万トン、3位は韓国で83万トンだった。
電子ごみには、有毒性を備える鉛や水銀、
カドミウムなどを含む場合もあり、解体・
分解処理過程で環境や人体に悪影響を与え、
環境破壊が大きな懸念材料だ。
電子ゴミ村として、有名な中国の広東省汕頭
市の村では、ゴミの積み上がる処理作業小屋が
5000ヶ所以上もあり、年間数万トンの電子
ゴミが処理されている。
ゴミで埋まる中にあちこちに豪邸が建ち、
高級車が置かれている異様な光景だという。
村の周辺は廃棄されたゴミで埋まり、川も
ゴミで埋まってどす黒く汚れた水が淀み、
環境改善に備えた対策は放置されたままだ。
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