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2018年5月10日木曜日

煙草による「三次喫煙」の危険性

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紅枝垂れ桜



欧米に10年遅れとされる日本の喫煙対策。

2020年の東京五輪・パラリンピック開催に

備えて二次的な喫煙とされる受動喫煙対策を

飲食店等の中小規模の業者にも義務付ける

健康増進法改正案が、2020年4月の全面施行を

目指して今国会で成立する予定だ。

飲食店での全面禁止のはずが、結局は愛煙者の

保護に備えた例外がベースになった喫煙者の

ための改正案になった。

最近、二次喫煙ではなく、更にその先にある

三次喫煙の危険性が問題視されている。

煙草の煙には、PM2・5並みの健康に悪影響を

及ぼす発ガン物質のニコチンなどが含まれる。

タバコの煙を構成する微粒子には、PM2・5より

遥かに微小な0・1~1・5㎛の超微粒子を含む。

欧米の研究報告では、喫茶店の喫煙席の1m3

当りのPM2・5の濃度は最高で約800㎍に達し、

視界の届かない最も汚染度の高い日の北京の

市内と同じレベルだ。

隣接する禁煙席でも70㎍の数値が検出されて

おり、喫煙席の10分の1程度であっても、環境

基準の2倍を超える高濃度の汚染状態だ。

喫煙室のドアが開閉され、喫煙者が移動する

度に汚染物質が流れ出て拡散されるだけでなく、

衣服に付着した微小な汚染物質がまき散らされ

三次喫煙の危険にされされることになる。

PM2・5は、口や鼻から入り込み気管支や肺の

奥まで侵入し、肺がんや喘息、慢性閉塞性

肺疾患(COPD)など呼吸系の病気を引き起こす

だけでなく、0・1~1・5㎛の超微粒子は毛細

血管から血流に紛れ込み、脳細胞などの循環

器系にも障害を与えることが確かめられている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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