秋の味覚の代表格とされながら、アカマツ林の
荒廃で天然のマツタケが目に触れることすら
珍しい時代だ。
アカマツ林の再生は至難だが、マツタケの
人工栽培を目指して、試行錯誤を繰り返し
ながら、開発に備えて研究を進めている個人や
研究機関は少なくない。
最近になって、マツタケにそっくりの香りを
味を備えているキノコの「バカマツタケ」の
人工栽培に成功したとするニュースがあった。
奈良県森林技術センターが全国で初めて成功
したもので、バカマツタケはマツタケの近縁
種で、同じくキシメジ科キシメジ属のキノコ。
マツ科の針葉樹に発生するマツタケと異なり、
山野に多く自生しているクヌギなどの広葉樹
林に生えるため人工栽培に期待が高まる。
研究所では、栽培技術をキノコ農家に伝え、
シイタケなどと同様、安定生産を目指す。
だが、生きた樹木と共生する菌根性キノコで
あるため、菌床や原木では育たない。
そのため、菌を培地で2ヶ月間培養した後、
菌糸を砕いて土壌資材と混ぜ、苗木の根に
密着させて広葉樹林に植えて発生させる。
奈良県では、森林が広がる南部の過疎地の
村おこしに役立てればと期待が広がる。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿