気象庁のまとめでは、今冬は全国的に低温で
西日本でも32年ぶりの寒さで、平均気温が
平年を1・2度下回った。
この影響は、海にも及び、本来温暖な和歌山
県白浜町臨海の北浜海岸では海水温が著しく
低下したため、1月下旬から熱帯魚が凍死し、
海岸に大量に漂着したり、サンゴが白化する
など異変が相次いだ。
この“異常事態”は寒波に加え、暖流の黒潮が
紀伊半島から遠ざかる12年ぶりの「黒潮大
蛇行」が重なったためで、専門家は生態系
全般への影響を危惧している。
研究者の話では、一般に熱帯魚は海水温が
14度を下回ると凍死する恐れがある。
京大白浜水族館が取水している海水の温度は、
1月25日以降14度を下回る日が3週間以上続き、
1月27~28日には11度台にまで低下した。
このことが、熱帯魚の大量死やサンゴの白化を
引起したとしている。
サンゴには、「褐虫藻」という藻類が共生して
おり、褐虫藻が光合成を行うことで酸素と
栄養分をサンゴに供給し、サンゴは光合成に
必要な二酸化炭素を褐虫藻に供給する。
この褐虫藻が低水温などの影響で抜け出して
しまうと、サンゴが備える茶や緑色が抜け
落ちる「白化現象」が起きる。
この状態が長引き、褐虫藻が戻らないと
サンゴは死滅し、白化してしまう。
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