韓国紙は、最近、生活が厳しいという人が
増えてきており、20年前の通貨危機や10年前の
リーマンショック後の危機の際と過去の2つの
危機と同じような状況を備えてきているという。
発表された統計の中で、注目されるのは、先ず
保険の解約件数が急増していることだとする。
保険会社が、今年上半期に解約により加入者に
払い戻した金額が12兆9000億ウォン(約1兆2900
億円)と前年同期比で21%も増加している。
収入減により、生活費の補填に備えて解約した
もので、そのほか保険約款貸付も9%増に。
保険関連で資金を調達するのは、自分の保有
資産の取り崩しと考えればよいが、深刻なのは
カードローン会社からの借り入れの急増。
十分な担保力を備えない庶民が、普通銀行の
窓口からの借り入れを断られて、やむを得ず
飛び込んだのがカードローンによる資金調達。
主要カード会社7社の今年上半期のカード
ローン総額は17%増となり、21兆ウォン(約2兆
1000億円)に迫る急増ぶりだ。
カードローン金利は年率14~15%にもなる。
銀行の定期預金や積立預金の取り崩し、保険の
解約、更にはカードローンによる借入。
これら不況型の資金捻出の増加は、不況が
深刻化しつつある経済環境での現象だ。
雇用の創出に備えた目標を立て、方策を発表
してはいても、7月の新規雇用者数は僅かに
5000人増にまで落ち込み、仕事もない環境だ。
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