中国には約14億人、世界人口の約2割の人が
暮らしているが、国内から得られる水資源は
世界の7%の量しか存在しない。
また、都市部の地下水の9割が汚染されており
飲用に適さず、湖沼や河川の水の7割が汚染。
更に、水道水の配給地域の水質検査では
安全基準をクリアしている地域は全体の半分。
ほとんどの都市の給水配管の素材は劣悪で、
国際基準を備えていないという。
劣悪な上水供給状況に加えて、下水道も垂れ
流しが一般的になっているため、河川や湖沼の
水質汚染が深刻で、赤色から黄色、白から
黒へととりどりの色に汚染された水が各所で
流れており、改善できる限界を超えている。
水質汚染に加えて、土壌汚染も深刻で、既に
耕作適地の1/6が重金属などで汚染されており
収穫されるコメの1割はカドミウム汚染米だ。
こうしたことから、毎年90万人の奇形児が
生まれ、2013年に中国環境保護部は、がん村が
中国国内に247ヶ所存在し、23の省と5つの
自治区に広がっていることを公表している。
国務院は、全国の水質改善に備えた行動計画を
立案したが、目に見えて自分自身にプラスに
ならなければ、協力しない中国社会なので
水質汚染の回復には時間がかかりそうだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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