NHKの番組で、長崎県の離島の宇久島や
平戸島などで発掘された弥生遺跡から、一般
的な弥生人が備えている骨格に比べて、ずん
ぐりむっくりなマッチョな弥生人の骨格が
出土し、その謎に迫る番組があった。
北九州から近い鳥取県の青谷上寺地遺跡遺跡
から出土した5000点を超える弥生人の骨からは
マッチョな骨格はなく、背が高くて彫が浅く
長い顔つきを備えた弥生人が想定されている。
マッチョな体格の人骨が出土した北九州の
遺跡からは、1000㎞以上も離れた沖縄近海で
しか採れないゴホウラ貝で造った腕輪が出土
していることや、沖縄への経由地に当る位置の
鹿児島県南端の高橋貝塚の弥生時代のゴミ捨て
場から北九州で造られた須玖式土器が出土して
いることなどから、マッチョな弥生人は専ら、
手漕ぎの船での、沖縄までの長い遠洋航海で、
交易を行っていたことで、ずんぐりむっくりな
体格を備えるようなったと想定されている。
継続的に運動や作業を続けると、筋肉だけでは
なく骨格にも大きな変化を生み出す例だ。
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