暑い夏が過ぎて、涼しさが感じられる頃に
なるとキノコのシーズンが始まる。
キノコ好きの人は、待ち焦がれていた山へ
分け入る季節だが、毎年、同じように毒性を
備えたキノコの誤食による事故が発生する。
今年も、既に9月に誤食による事故死が発生。
三重県で食用になるキノコの「クロハツ」と
間違えて「ニセクロハツ」という毒キノコを
食べた75歳の男性が中毒死した。
消費者庁は10月4日、本格的なキノコシーズン
入りを前にして、誤食防止に備えて注意を
呼び掛けた。
消費者庁によると、2012~17年の期間に、
毒キノコの誤食事例が年間16~57件発生。
患者数は、44~166人出ていると公表。
誤食事例では、ヒラタケやシイタケに良く
似た外見を備えているツキヨタケによる事故が
最も多いという。
過去10年間に,650人余りが誤食で食中毒を
起こしているというから注意が必要だ。
ツキヨタケは、ブナやナラ等の枯れ木に群生
して、外観はヒラタケに似ているが、柄の
付け根の部分が固いことと、柄の部分から
傘を二つに割ると,柄の部分が黒いこと。
その他、注意が必要な毒キノコに、シメジに
似た外観を備えたクサウラベニタケがある。
道の駅などで、毒キノコが間違って販売
されている事例もあるので注意が欠かせない。
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