最近、中国国内で寄生虫被害が続出している
との報道があったが、原因は動物肉や魚介類の
生食によるケース多いようだ。
特に、問題とされているのが、線虫などが
体内に入り込んだ後に移動して脳内に居座り
するためにてんかん症状を発症するケース。
生肉や魚の刺身を食べことが原因とされ、
脳内から10㎝や26㎝にも達する線虫が摘出
されており、件数も少なくないようだ。
回虫など寄生虫、蠕虫(ぜんちゅう)による
単細胞の寄生虫、「原虫」による感染は、直接
口に入れた食物に含まれていた寄生虫の卵や
幼虫が体内で孵化、成長して血管内を移動し、
脳内に棲みつくことが一般的のようだが、
その他、汚染されている水を飲むことによる
感染も少なくないという。
中には、民間療法を信じて生きたカエルを
丸呑みした結果、腫物を発症して、激しい
腹痛に襲われたという信じられない例もある。
国立感染症研究所は、海外では寄生虫への
感染防止に備えて、生ものは取らないことや
生水を飲まないことの注意を呼び掛けている。
この他、輸入感染症として、キムチに入って
いる回虫卵による寄生虫の感染や中国産の
ドジョウによる顎口虫症や養殖カンパチが
原因のアニサキス症発症の例もある。
また、日本国内では、今で回虫に対する
検診や駆虫治療は昔のこととなっていて、
一般病院では処置マニュアルも充分に備えて
いず、駆虫薬も保険の対象外が多いという。
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