病としての、鬱病は存在し、多くの人が鬱に
苦しんでいる。
問題は、特にアメリカではうつと診断された
多くの人が、その基準に該当していないこと。
ホプキンス大学による、うつの既往歴がある
6,000人近くの人を対象にした調査した研究で、
本当に大うつ病性障害の基準に当てはまって
いたのは6割未満であった。
更にアメリカで、抗うつ剤の使用は過去約
20年に400%も増加しており、10代以上では
10%が何らかの抗うつ剤を使用している。
服用者の多くの人が問題を解決しないどころか、
逆に、薬で症状を悪化させてしまっている。
うつでない人が悲しいなら、それは人生が
困難であるからである可能性が高い。
そうした人たちが必要としているのは薬では
なく、カウンセラーだと指摘している。
うつ症状治療に、不要な薬を服用すれば、
脳内の化学バランスが崩れてしまうこともある。
その原因は、セロトニン症候群とうつの治療法。
ほとんどの抗うつ剤は、セロトニンという
気分をよくする脳内物質の産生を促す働きを
備えているが、うつの患者がその産生に問題を
抱えている。
服用が過剰だった場合、セロトニンを適切に
作り出す機能を損なってしまい、量が極端に
なると、てんかんすら引き起こす。
長期間にわたる抗うつ剤の服用が、脳内の
化学バランスにいいわけがないから危険。
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