2019年9月9日早朝に三浦半島を抜け、千葉
市付近に上陸した台風15号(ファクサイ)は、
中心気圧が955hPaほどで、最大瞬間風速は
神津島で58・1m/sを観測した。
地球温暖化とともに、今世紀末にかけて、
このような強力な勢力を備えた台風の日本
列島への上陸回数が増えるとともに、勢力も
一段と強力になるだろうと専門家は予測する。
気象研究所のシミュレーションでは、今世紀
末に世界の平均気温が3℃~4℃ほど上がると
日本の南方の太平洋で発生する中心気圧が
920hPaほどの猛烈な台風の発生・通過は、
現在10年間で平均3つ程度なのが、5つほどに
増加するという。
また、このような強力な猛烈台風の日本本土
上陸が現実化するという。
過去に大災害をもたらした猛烈台風として
語られる伊勢湾台風は、1959年9月20日に
マーシャル諸島で発生し、26日18時過ぎに
紀伊半島を縦断して、伊勢湾の西部を通り
愛知県から富山県を抜けて日本海に出た。
この猛烈台風は、伊勢湾に高潮をもたらし
名古屋港では3・89mの高潮を記録した。
この高潮が木曽三川が形作った輪中地帯を
水没させて、死者・行方不明者が3260人、
負傷者が約6万人、全半壊、流出家屋が
12万棟以上にも達する大災害となった。
もし、台風15号が東京湾を直撃していたら
東京湾の最奥部では数メートルの高潮が
発生していても不思議ではなかったという。
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