2011年3月、東北地方太平洋沖地震発生後、
9月に地震調査委員会は、阿手断層帯の北部に
ある萩原断層で、地震発生の可能性が
高まっていると発表されている。
発表では、双葉断層(宮城県~福島県)、
牛伏寺断層(長野県)、立川断層(東京都~
埼玉県)、三浦半島断層帯(神奈川県)と併せて
5つの断層が挙げられた。
阿手断層帯は、阿寺山地と美濃高原の境界に
位置する活断層帯で、阿寺断層帯主部、
佐見断層帯及び白川断層帯からなる。
阿寺断層帯主部は、岐阜県下呂市から中津川
市加子母を経て、中津川市北東部に至る
全長が約66kmの断層帯。
佐見断層帯は、中津川市加子母から、加茂郡
白川町を経て、七宗町に至る全長が約25kmの
断層帯で、室山断層や鳥屋峠断層などの
副次的な断層を伴う。
白川断層帯は、佐見断層帯の南に並行して
走る断層帯で、中津川市加子母から七宗町の
南部まで全長約31Kmの断層帯。
阿寺断層帯主部の北部を構成するのは、
萩原断層帯で、想定されている地震の規模は
M6・9程度、地震発生の確率は30年以内に
6%~11%と非常に高い確率で、地震後の
経過率は1・2~1・9と平均の活動間隔で見れば
いつ発生しても不思議でない状況にある。
阿手断層帯主部の南部は、郡上郡小川にある
小川断層から南東方向へ、下呂断層や宮地
断層などを連ねて南部の阿手断層の南端で
中津川市に至る。
想定される地震の規模は、M7・8、発生の
確率はほぼ0.%、経過率は0・3。
この主体部南部は、1586年(天正13年)に発生
した天正地震(M7~8)の震源断層であったと
されており、平均活動期間は1700年。
佐味断層帯、および白川断層帯の地震規模は
それぞれ、M7・2とM7・3程度で確率は不明。
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