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2021年2月13日土曜日

鳥インフル 鶏殺処分過去最多の930万羽にも

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山 茶 花



2020年11月初めに、香川県三豊市で見つかった

国内初の鳥インフルエンザH5N8は、2021年

2月9日、徳島県で感染が確認されるまで

既に、17道県で感染が広まっている。

例年、1~2月は感染が多くみられるが、今冬は

渡り鳥の数が多かったことも多い原因だという。

出水市に渡来する鶴の数も、17000羽余と

昨年より10%ほど多く、これから渡り鳥が

反って行くシーズンになるため、通り道になる

地域では、感染防止に備えた万全の体制を

とるように農林水産省では注意を喚起している。

環境省や農水省によれば、高病原性を備え

鳥インフルエンザウイルスは、水鳥の居る

湖沼やため池の水中に多く存在するが、野鳥が

遊ぶ田畑や草地にも広く散在している。

また、鳥や小動物を捕食する猛禽類のハヤブサ、

フクロウだけでなく、イタチやネズミなどの

野生動物、さらにはネコもウィルスを運ぶ

ため注意が必要だとしている。

養鶏場への出入りには、人や車、用具類の

徹底した消毒とともに、犬猫を含め、小動物が

入り込まないように、穴を塞ぐことが必要だと

指摘している。

2月8日、千葉県では1カ月余りのうちに8件と

異例のペースで感染が発生して、殺処分の

対象が400万羽にも達し、県だけでは対応

しきれなくなり、国に支援を要請している。

今冬は、1シーズンとしては過去最多の殺処分

対象が930万羽余りに達する見通しだとする。

鹿児島県内で、渡り鳥が飛来する地域の環境中

から採取した水にウイルスが含まれる状況の

調査では、過去の同時期の調査例に比べ

検出例が3倍となっており、野鳥間でのウィルス

感染が、例年になく広まっていると報告している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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