人類は、文明を発展させて自然への関与を
強め、破壊活動を活発化せることに比例して
次々へと未知の感染症に遭遇してきた。
それは、大自然の僻地で居住する人たち固有の
風土病であったり、その人たちは免疫を獲得
済みの感染症であったりだっただろうが、
過去50年間に広まり、知られるようになった
新興感染症の数に驚かされる。
そして、今また7番目となるコロナウィルスに
よる感染症と人類を挙げて戦いを繰り広げる
非常事態に追い込まれている。
* 報告されている新興感染症
1973 ロタウイルス下痢症 ロタウイルス
オーストラリア
1976 クリプトスポリジウム症(下痢)
クリプトスポリジウム原虫 米国
1976 レジオネラ症(肺炎) レジオネラ・
ニューモフィラ(細菌) 米国
1976 エボラ出血熱 エボラウイルス
スーダン・ザイール
1977 腎症候性出血熱 ハンタウイルス 韓国
1977 カンピロバクター腸炎 カンピロバクター・
ジェジュニ(細菌) 英国
1977 サポウイルス感染症(胃腸炎)
サポウイルス 日本
1980 成人T細胞白血病
ヒトT細胞白血病ウイルス 日本
1981 エイズ ヒト免疫不全ウイルス 米国
1982 出血性大腸炎 大腸菌O157(細菌) 米国
1982 ライム病(発熱、疼痛、関節炎)
ライム病ボレリア(細菌) 米国
1983 胃潰瘍・胃がん ヘリコバクター・
ピロリ(細菌) オーストラリア
1984 日本紅斑熱(発熱・頭痛)
リケッチア・ジャポニカ(細菌) 日本
1986 突発性発疹 ヒトヘルペスウイルス6型 日本
1986 牛海綿状脳症 プリオン 英国
1988 E型肝炎 E型肝炎ウイルス 中央アジア
1989 C型肝炎 C型肝炎ウイルス 米国
1989 エーリキア症(発熱、筋肉痛)
リケッチア(細菌) 米国
1989 アイチウイルス感染症(胃腸炎)
アイチウイルス 日本
1990 突発性発疹 ヒトヘルペスウイルス7型 米国
1991 ベネズエラ出血熱 ガナリトウイルス ベネズエラ
1992 コレラ(下痢) 新型コレラ菌O139ベンガル
(細菌) インド
1993 サイクロスポラ症(下痢)
サイクロスポラ原虫 米国
1993 ネコ引っ掻き病(発熱、リンパ節炎)
バルトネラ・ヘンセレー(細菌) 米国
1993 ハンタウイルス肺症候群
シンノンプレウイルス 米国
1994 ブラジル出血熱 ザビアウイルス ブラジル
1994 ヘンドラウイルス感染症(脳炎・肺炎)
ヘンドラウイルス オーストラリア
1994 カポジ肉腫 ヒトヘルペスウイルス8型 米国
1995 GBウイルス肝炎/G型肝炎
GBウイルス/G型肝炎ウイルス 米国
1997 鳥インフルエンザ 鳥インフルエンザ
ウイルスA(H5N1) 中国
1998 ニパウイルス感染症(脳炎)
ニパウイルス マレーシア
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