米国各地が1989年以来となる大寒波に襲われ、
2月15日午後にはテキサス州を始め、全米で
440万所帯以上が停電に見舞われ、更に給水
管の凍結や破裂による断水も加わる非常事態に。
ミズーリ州カンザスシティーでマイナス36℃、
温暖の地、テキサス州ダラスでマイナス15℃
などとなり、トヨタやホンダなどの自動車工場も
停電と労働者の出勤が出来ず操業停止に。
特に深刻なのは、米国のエネルギーを担う
テキサス州のガス油田の操業不能による影響。
テキサス州では、2019年の電力は半分以上が
天然ガスに依存しているが、この天然ガスの
採集ラインや供給管の凍結で発電が停止。
一般に、凍結に備えて凍結防止の装置が設け
られているが、テキサス州では真冬でも零度
以下になることも少なく、凍結防止装置が
なかったことで、大事故につながった。
天然ガスは、電力用だけでなく、暖房用にも
供給されているため、一般家庭では熱源が
全く閉てれてしまい、暗闇と厳寒の世界に。
産油地のテキサス州の大寒波の影響で、原油
市場も高騰し、北海ブレンド先物価格は2020年
1月以来となる1バレルが65ドル台にまで上昇。
メキシコ湾に面した島周辺に棲息するウミガメ
数千匹が低体温症になり海岸に打上げられたり
動物園ではチンパンジーなどのサルたちや
小動物が相次いで凍死する事態となっている。
アメリカ国立気象局は、北極からの寒気団の
南下による記録的な寒波は、2月23日ごろまで
1週間ほど続くと予報しており、全米で240件
以上の史上最低気温記録の可能性があるという。
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