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2024年12月31日火曜日

生産量増加と共に深刻化するプラごみ環境汚染

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
東 大 寺  塔 頭



木材と鉄などの金属製品主体の時代から、

石油から産み出される合成樹脂、プラス

チックが加わることで、人間社会の生活

環境は格段の進歩の恩恵を受けた。

経済協力開発機構(OECD)によると、世界の

プラスチックの生産量は1970年代から急拡大し、

1990年ごろは年間1億トン程度だったが、

2000年ごろには2億トンを超え、2019年には

4億6000万トンに達した。

1950年から2015年までに累計83億トン以上

生産されたが、うち63億トンが廃棄された。

生産量の拡大とともにプラごみ量も増加する

一方で、2015年時点で年間3億トンを超え、

19年には3億5300万トンに達し、2000年の

2倍以上に増加。

OECDの2022年の報告書によると、発生した

プラごみの50%は埋め立てられ、19%は焼却

処理されるが、22%は環境中に放出されて、

リサイクルされるのは極く僅かだとされる。

国連環境計画(UNEP)は、2023年5月にプラス

チックの[使い捨てからリサイクル]といった

[捨てる経済]から[再利用経済]に政策転換する

ことにより、2040年までにプラごみを最大

80%減らせるとの報告書を発表している。

韓国・釜山で約170ヶ国が参加して開かれた

第5回政府間交渉委員会の議長条約案の前文には

[締約国はプラスチック汚染が急速、大幅に

進み、深刻な人間の健康問題になって持続

可能な環境、社会、経済に悪影響を及ぼす

ことに憂慮する]と明記された。

条約の目的は、プラごみによる環境汚染を

防ぐことであり、プラごみ排出の削減にある。

だが、プラごみの海への流出量は増加し続け、

いくつかの推定があるが[少なくとも年間

800万トン]とされ、既に海洋には1億5000万

トンのプラごみが存在すると指摘されている。

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 健康と安心のメタボへの備えは?





2024年12月30日月曜日

プラゴミ対策の政府間交渉合意できず先送り

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
お 地 蔵 さ ん



世界の廃棄プラスチックごみによる環境汚染の

防止に向けた国際条約の案をまとめる第5回

政府間交渉委員会が、11月25日から12月2日まで

韓国釜山で170ヶ国以上が参加して開催された。

政府間交渉委員会の1回目の会合はウルグアイの

プンタ・デル・エステで2022年11月28日から

12月2日まで開催された。

2回目がフランス・パリで23年5月29日から

6月2日まで、3回目がケニア・ナイロビで

同年11月13日から19日まで、そして4回目が

カナダ・オタワで24年4月23日から29日まで

それぞれ開かれた。

そして毎回、先進国、発展途上国、新興国

合わせて国連加盟国の大半が参加してきた。

2022年2~3月にケニア・ナイロビで開かれた

第5回国連環境総会で[プラごみ汚染に関する

法的拘束力のある国際約束]、即ちプラごみ

防止条約を24年までに策定することが決まった。

4回目会合までに、条文案にはプラスチックの

生産、使用・消費、廃棄物(ごみ)管理のほか、

国別行動計画の策定や資金に関する項目が

盛り込まれ、条文原案の骨格が固まった。

今回の5回目会合では、プラごみの削減や

環境流出の防止で条文案の整理が進んだ。

レジ袋に代表される使い捨てプラや、有害と

指摘される化学物質を含むプラ製おもちゃの

製造を禁止する案などが提案された。

しかし、最大の焦点だった生産規制に関する

条項については、最初から意見の隔たりが

大きく、まとまらないまま先送りとなった。

EUやアフリカ、中南米、島しょ国など100ヶ国

以上は、プラごみ汚染を抜本的に減らすため

には、生産段階から規制する必要があるとの

考えを強調した。

一方、生産規制が石油の輸出量減少につながる

ことを恐れる産油国の中東諸国やロシアなどは

強硬な反対姿勢を貫き、会合開始から空転。

反対派は[条約はあくまで廃棄物対策に絞る

べきだ。生産制限は対象外にすべきだ]と主張。

結局、妥協点を見つけられず[合意先送り]に。

この間も、プラごみ排出で環境汚染は続く。

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2024年12月29日日曜日

インフルエンザ この時期 過去10年で最多

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奈 良 公 園



国立感染症研究所などの報告では、12月22日

までの1週間に全国およそ5000ヶ所の定点

医療機関から報告されたインフルエンザの

患者数は21万1049人で、前の週の2倍以上と

急増し、定点当たりの平均では42.66人と

前の週より23.6人増えて、この時期としては

過去10年で最も多くなっています。

4週前の第47週(11/18~11/24)の定点当たり

報告数は2.36に過ぎなかったことからも

感染拡大の凄まじさが見える。

1医療機関あたりの患者数を都道府県別では

▽大分県が最も多く82.64人

▽鹿児島県が65.57人

▽佐賀県が61.62人

▽千葉県が60.03人

▽福岡県が59.86人

▽愛知県が56.79人

▽山梨県が55.63人 など

36の都道府県で[警報レベル]の30人を超えた。

この急拡大の1番大きな理由として、専門家は

新型コロナウィルス感染拡大した2020年からの

シーズン以降、新型コロナウィルス感染予防

対策が徹底されたことと、インフルエンザ

ウィルスへの免疫がある人が減少したことが

あると指摘。

また、全国の感染者のおよそ4割が15歳未満で

あることから学校で感染し、それが親世代にも

広がっているとしている。

マイコプラズマ肺炎も定期的に感染が広がる

傾向にありますが、インフルエンザと同様に

新型コロナの対策をしていたことで、ここ

数年、感染が広がらず、免疫を持つ人が

少なくなったことが要因だと考えらると指摘。

冬季の場合は、空気が乾燥していることに

加えて、年末年始で人の移動や集まる機会が

多いということ、寒くなってくると暖房の

効いた室内で過ごすことが多くなり、換気を

あまりしなくなることも要因として考えられる。

東京は、流行警報を発表し、年始にかけての

感染予防対策の徹底を呼び掛けた。

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2024年12月26日木曜日

コンゴで原因不明の[疾病X] 死者70人超

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奈 良 公 園



コンゴ民主共和国で、2023年9月から感染が

拡大しだした原因不明の[疫病X]について、

世界保健機関(WHO)は12月10日、患者から

採取した検体を検査した結果、12例のうち

10例でマラリアの陽性反応が出たことを

受けて少なくとも一部はマラリアが原因

だった可能性があると発表。

この日までで、416人が発症、31人が死亡

しているが、アフリカ連合(AU)の疾病対策

センター(CDC)などによると、9日時点で

疑い例を含め70人超が死亡し、患者は500人を

超え、5歳未満の子供が約半数を占めるという。

感染者の症状は頭痛、咳、発熱、息苦しさ、

体の痛み、貧血などで、患者や死者は14歳

未満の子どもが大半を占める。

感染が拡大しているクワンゴ州パンジは、

検体の検査施設がある首都キンシャサから、

南東約450キロに位置し、道路状況が劣悪で

あるため、検体の入手が遅れ、有効な検査が

できなかったという。

11月30日には、専門家チームが現地に派遣され、

12月10日にはWHOのチームも合流して、

症状や病原菌などの調査にあたる。

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2024年12月25日水曜日

サン・アンドレアス断層掘削探査 次の地震は

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菅 笠 と 蓑



2004年9月に、サンアンドレアス断層上に

位置しているパークフィールドでは、M6・0の

揺れを観測したが、地震後にサンアンドレ

アス断層掘削計画が開始された。

パークフィールドでは、M6クラスの地震が

ほぼ22年周期で発生している。(1857年、

1881年、1901年、1922年、1934年、1966年)。

掘削探査では、断層の地下3000mまで掘削し

観測機器を設置して、直接観測をする仕組み。

試験孔及び本孔の主要部分の掘削は完了。

地震研究の専門家は、サンアンドレアス断層

北部セグメントは1906年のサンフランシスコ

地震で、また中部セグメントは1857年の

フォートテフォン地震で歪みが解放されたが、

南部セグメントでは少なくとも過去300年間は

破壊が生じていない。

おらず、現在M7級の地震を引き起こすレベル

まで歪が溜まっていると指摘している。

もし、南部セグメントで大規模な地震が発生

すれば、パームスプリングスやサンバーナー

ディノ郡、リバーサイド郡、インペリアル郡

などで大きな被害が発生するだけでなく、

ロサンゼルスやサンディエゴなどの大都市の

人口密集地にも被害が及ぶと懸念されている。

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2024年12月24日火曜日

サン・アンドレアス断層の大きな地震記録

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百 日 紅



環太平洋造山帯或いは環太平洋火山帯の

一部を形作っている日本列島は、火山が

並んでいると共に、地震の発生が非常に多い。

大平洋を隔てた北米大陸の西部も、この所

地震が相次いで発生している。

最近、カリフォルニア州北部からカナダの

バンクーバー付近までおよそ1100Kmに及ぶ

活断層が確認されたとの発表も。

この活断層全体が動けば、東北地方太平洋沖

地震クラスの巨大地震となる。

カリフォルニア州北部から南部にかけての

ほぼ全域を南北に縦走する,世界でも最も

活動的な断層の一つに数えられるサン・アン

ドレアス断層帯が存在する。

北端はメンドシノ岬から南端はカリフォル

ニア湾まで,長さ1400kmに及ぶ。

西部開拓が始まって以降の記録に残されてた

主な地震には、

*1857年1月9日 - フォートテフォン地震。

 推定M7・9。震源はパークフィールド南方。

*1906年4月18日 - サンフランシスコ地震

 M7・8。サンフランシスコは壊滅状態に。

*1989年10月18日 - ロマプリータ地震。

 M6・9。サンタクルーズ周辺。

*1994年1月17日 - ノースリッジ地震。

 *6・7。プレート内部の活断層が動く。

*1994年1月17日-ノースリッジ地方の地震。

 M6・7。史上最も経済的損害の大きい地震。

*2004年9月28日 - パークフィールド地震。

 M6・0。ほぼ22年周期で発生。

 地震後に、断層帯での掘削探査を開始。

*米史上最大の地震に、アラスカ地震がある。 

1964年3月28日-M9・2。アラスカ州。

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2024年12月23日月曜日

米大平洋沿岸地域 南海トラフ級の危険度存在

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ハ ギ



 米地質調査所(USGS)は、日本時間12月6日

午前3時44分ごろ、カリフォルニア州ハンボルト

郡ユーレカ沖の南西約80Km付近を震源とする

M7・0の地震が発生した。

カリフォルニア州北部とオレゴン州の一部の

沿岸部に津波警報が発令されたが、間もなく

解除された。

震源に近いユーレカはハンボルト湾に隣接し、

サンフランシスコの北430kmに位置する

ハンボルト郡の郡庁所在地。

ユーレカでは、2022年12月に発生したM6・4の

地震では少なくとも2人が死亡したが、その

約2週間にユーレカの南約48Kmの地点で

M5・4の地震が発生している。

米国本土を襲った地震としては、2019年に。

カリフォルニア州東部で観測されたM7.1以来、

最も強いものとなった。

今回の地震は、カリフォルニア沖の活発な

プレート境界に沿って発生した地震。

24年6月に、オレゴン大学の地震研究者が、

ファンデフカプレートが沈み込むカスケード

沈み込み帯では、カリフォルニア州北部の

約160Km沖合からカナダ南西部のバンクーバー

島北部までおよそ1100Kmに及ぶ断層の存在が

確認されたと発表。

もしこの断層の全域が動けば、M9.0の巨大地震と

大津波を引き起こす可能性があると指摘。

今、その規模の地震が発生すれば、沿岸地域では

建物の耐震度だけでなく、津波に対する備えが

全くないため、甚大な被害が発生すると警告。

この地震は、500年ごとに発生しているとし

1700年の元禄時代に日本で津波が観測された

震源断層との推測も出来そうだ。

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2024年12月20日金曜日

10月31日米オレゴン州沖でM6・0地震発生

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宿 の 電 灯



日本時間の10月31日早朝、米オレゴン州西部

沖の深さ約10kmを震源とするM6.0の地震が発生。

地震のメカニズムは、太平洋側に横たわる

ファンデフカプレートが北米プレートに沈み

込んでいる領域で発生した横ずれ型の地震。

この領域はカスケード沈み込み帯と呼ばれ、

過去には超巨大地震を引き起こしている場所。

1776年にアメリカ合衆国の独立宣言が署名

される以前で、人々が米大陸の太平洋側での

地震記録が残されていない1700年(元禄12年)

1月26日に、日本の太平洋岸を原因不明の

津波が襲ったとの記録が存在する。

記録などから、この津波はカスケード沈み

込み帯を震源とするM8・7から9・2の巨大地震が

発生して、引き起こされた津波だとされている。

動いた断層は1100Kmにも及ぶと推測されている。

ファンデフカプレートの沈み込みにより形成

されたカスケード山脈は、環太平洋火山帯の

一部を形成しており、1900年代にはラッセン山と

セント・ヘレンズ山で大噴火が発生した。

ファンデフカプレートは、北アメリカ大陸の

カリフォルニア州北部沖からカナダのバン

クーバー付近にかけて、太平洋プレートと

北米プレートとの間に存在する面積がおよそ

250,000 km2の小さな海洋プレート。

ファンデフカプレートは、およそ5000万年前、

古太平洋東部に広く分布していたファラロン

プレートから分離した、バンクーバープレートが

北米プレートに沈み始めて、ファンデフカ

プレート
と名前を変えたもの。

現在も、沈み込み続けており、1000万年後

には北米プレートに飲み込まれて消滅する。

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2024年12月19日木曜日

[新しい認知症観]の取組み推進  基本計画案

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ミ ョ ウ ガ



政府は、高齢になれば誰しもが認知症になり

うることを前提とし、認知症になっても支え

られるだけでなく、希望をもって生きられる

社会を実現するという[新しい認知症観]に

立った取り組みを推進するための基本計画案を

まとめて公表した。

2022年(令和4年)の認知症の高齢者とMCIと

呼ばれる軽度認知障害の人は推計で1000万人を

超え、高齢者のおよそ3.6人に1人は認知症

または予備群と言える状況だとされる。

認知症になると、何も分からなくなるなどの

捉え方が根強く残ることから、認知症を受け

入れることが難しく、社会的な孤立につな

がっているという課題も指摘されている。

こうした中、新たな基本計画案では認知症に

誰しもがなりうることを前提として、認知症に

なってからも住み慣れた地域で希望を持って

生きることができるとする[新しい認知症観]に

立つことが示されている。

具体的には、生活において認知症の人の意思が

尊重されることや、国民が認知症に関する

新たな知見や技術を活用できることなど

重点目標を4つ設けている。

*国民の理解

*本人の意思尊重

*地域で安心して暮らす

*新たな知見、技術の活用

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2024年12月18日水曜日

インフルに似た原因不明の感染症 コンゴ

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ム ラ サ キ シ キ ブ



2023年9月に、コンゴ民主共和国で始まった

クレードIb のモンキーポックスウイルス

(MPXV)によるエムポックス(サル痘)の感染

拡大が止まらない中で、今度は原因不明の

インフルエンザに似た病気が発生。

12月5日に、11月10~26日時点で死者は67人

だったのが、この日時点では79人に達したと

報じられている。

また、その後の報道では現地の保健当局の

話として死者が143人に上る可能性があると

伝えており、急速な感染拡大が続いている。

死亡した患者の大半は高齢者に比べ免疫力が

高いはずの15~18歳の年齢層だという。

感染した患者には、発熱、頭痛、鼻水、

せき、呼吸困難などのインフルエンザに似た

症状があるとされる。

WHOは患者からサンプルの採取し調査を開始。

日本国内の感染症の専門家は、2つの点で

インフルエンザと違いがあると指摘。

*20歳未満の若者が亡くなるのは非常に

稀れなことで、日本や欧米ではインフル

エンザで亡くなるのは、高齢者や持病のある人。

*貧血を伴っているのは非常に珍しい。

インフルエンザで貧血は、ほぼありえない。

現地では、医療環境が整っていないため、

エムポックスに続いて、感染が諸外国へ

拡大しないことを願うばかりだ。

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2024年12月17日火曜日

中国指導部 数万人の[夜間サイクル]に危機感

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床 の 間 の 花



習近平が厳格なコロナ規制解除の切っ掛けと

なったのは北京などの市街に多くの学生が

集まり、白い紙を掲げた抗議集会だった。

今年6月頃から、河南省鄭州市内から数十Km

離れた開封市へ人気のスープ入り餃子の

[灌湯包]を食べに行く夜間サイクリングが

流行となった。

開封市政府では、このブームを歓迎して、

観光地の入場料を無料化するなどで来訪者の

受入れ対策に力を入れるようになった。

ところが、夏から秋にかけて夜間サイクルの

ブームが爆発的に大きくなり、広い道路を

埋め尽す大勢の若者が、国旗を掲げたり、

共産党のスローガンを叫んだりして、開封市を

目指すようになり、開封市では乗り捨てられた

シェアサイクルで溢れるようになった。

外見では、若者たちの一連の行動は、単に

楽しんでいるだけのように見えていた。

こうした若者が集団でサイクリングを楽しむ

行動は、たちまち全国へ波及し始めた。

共産党指導部は、称賛から一転取締りに転じ

夜間サイクルを禁止した。

若者による集団行動に脅威を嗅ぎ取ったのだ。

習近平は、1989年の天安門事件の「教訓」から、

若者たちが集団化することに神経を尖らして

おり、予防的措置として禁止したのだ。

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2024年12月16日月曜日

全国自治体の水道水 PFAS検出状況を公表

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環境省は、11月末に全国の水道水のPFAS

(有機フッ素化合物)検出状況を調査した結果を

初めて公表した。

[PFAS]は人工的に作られた有機フッ素化合物で、

1万以上の種類があるとされている。

水や油をはじき、熱にも強い特徴などから、

防水服、半導体、航空機火災に使用する

泡消火剤、フライパンのコーティングなど

身近な生活の場にも幅広く使用されている。

また、長く環境に残り、体に蓄積され易い

ことから“永遠の化学物質”とも呼ばれている。

海外の研究では、PFASの一部の物質には

発がん性や子供への成長の影響など有害性が

指摘されていて、[PFOS]と[PFOA]など3つの

物質は、国際条約で製造・使用が禁止されている。

このうち[PFOA]と[PFOS]について、国は

[健康に悪影響が生じないと考えられる水準]と

して、合計で水道水1リットルあたり50ナノ

グラムという暫定目標値を設定している。

環境省と国土交通省は、水道水でPFASが

どれくらい検出されるのかを把握するため、

全国の自治体や水道事業者に対して

2024年度(~9月)までの4年半の

▽PFASの水質検査の実施の有無や、

▽検出された場合の最大値

などについて調査を実施した結果を公表した。

各自治体が検出した結果を色分けした地図で、

▽赤色:暫定目標値(50ナノグラム/L)を

 超えた自治体 

▽黄色:暫定目標値(50ナノグラム/L)以下の

 自治体

▽水色:[定量下限値]もしくは[検出下限値]

 未満の自治体

▽灰色:検査を実施していない自治体

2023年度までの4年間に、14ヶ所で暫定

目標値を超える濃度が検出されたが、いずれも

水源を切り替えるなどの対策を行い、

最新の検査では目標値を下回っている。

規模の小さな簡易水道を中心に、水道事業者や

自治体による検査が行われていなかった事例が

相次いで確認されたが、その理由について

[法的な義務がないから]が4割を占めている。

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2024年12月13日金曜日

巨大地震発生後の火山噴火 貞観地震では

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牡 鹿



世界で発生した巨大地震の記録では、M9

クラスの地震では決まって火山噴火が発生

していると指摘されている。

信頼できる記録が残る平安時代の貞観年間に

発生した巨大地震とされる貞観地震(869年

7月13日:貞観11年5月26日)の場合はどうか。

主として貞観年間を含む30年間(858~887年)の

歴史を記した[日本三代実録]に多くの災害

記録などが残されている。

記録されている地震を時系列で並べると、

*863年7月10日(貞観5年6月17日)

 越中・越後地震(M≧7)

*868年8月3日(貞観10年7月8日)

 播磨・山城地震(M≧7.0) 山崎断層が活動?

*869年7月13日(貞観11年5月26日) 

 陸奥国大地震(M8.4) 貞観三陸地震

*878年11月1日(元慶2年9月29日) 

 関東地震(M7.4) 元慶関東地震

*880年11月23日(元慶4年10月14日) 

 出雲地震(M7.0)

*881年1月13日(元慶4年12月6日)

 京都地震M6.4)

*887年8月26日(仁和3年7月30日) 

 仁和南海トラフ地震(M8.0~8.5)

また、この30年間には火山噴火記録も多い.

*867(貞観9年1月20日) 豊後の鶴見岳噴火  

 5月11日夜 阿蘇山小噴火

*871(貞観13年4月8日) 出羽国の鳥海山噴火

*874(貞観16年3月4日) 開聞岳が噴火

 885(仁和元年7月12日と8月11-12日にも噴火。

*886(仁和2年5月24日 安房新島噴火

*貞観時代にはその他,赤城山,日光白根山

 白山も噴火した可能性がある

*887(仁和3年7月30日)新潟焼山が噴火

 仁和南海トラフ地震とほぼ同時に噴火。

この30年間は東北,関東,九州での火山活動が

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2024年12月12日木曜日

平安時代 十和田湖噴火の火山灰が京都に

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ムラサキシキブ



気象の発表では、11月22日11時ごろから、

十和田では火山性地震が増加し、13時30分の

時点で110回を観測している。

23年7月6日にも139回を観測している。

震源は6300年前の中掫(ちゅうせり)噴火で

作られた中湖で、深さは6km付近と推定される。

低周波地震や火山性微動は観測されておらず、

地殻変動にも特段の変化はみられない。

監視カメラによる観測でも特段の異常は認め

られないので、噴火警戒レベルは1(活火山で

あることに留意)を継続。

十和田は、約15,000年前の大規模の噴火

よって、現在見られる十和田カルデラの原型が

形成され、現在までに幾度となく大きな

噴火を繰り返して来たことが地上の噴出物や

地層、火砕流などから確認されている。

歴史に残されている活動では、平安時代の

915年の噴火がある。

膨大な量の火山灰や噴石、ガスを一気に噴出

する爆発的な噴火のプリニー式噴火が発生し、

普通でも噴煙は1000mに達する。

平安時代に書かれた[扶桑略記]の延喜十五年

(915年)七月の条に、京都延暦寺の僧侶が

[朝日には輝きがなく,まるで月のようだった]と

記し、26日に灰が二寸も積もって桑の葉が

枯れそうだとの報告があったとしているから、

これらの原因は火山噴火によるものと推定。

十和田湖から京都まで直線距離でおよそ800Km。

18日に火山灰による空の霞が記録されている

ことから、噴火発生は17日であり噴火規模は

噴出物の広がりからも巨大噴火だったとされる。

火山爆発指数(VE)Iは、9段階あるうちの

上から4番目のVEI5とされている。

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2024年12月11日水曜日

太陽系最大の超巨大火山、日本東方沖に発見

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コ ス モ ス



2013年に、米大学の研究者らが日本の東方

海上1600Kmの地点の北西太平洋海底で、

面積が約31万平方キロにも達する巨大な

海底火山を発見した。

地球上で最大の面積を持つ火山は、ハワイ州の

マウナロア山で約5180平方キロと比較すると

桁違いの大きさであることが判る。

日本の東方約1600Kmの太平洋に在る[タム

山塊]と呼ばれる海底火山

タム山塊は、約1億4500万年前のジュラ紀から

白亜紀にかけての時代に形成され、それから

数百万年以内に活動が終わっている。

シャッキー海台と呼ばれる海底山脈に存在し

高さは海底から4400m、海面から山頂までの

深さは1980m。

太陽系で最大の火山は、火星の山「オリンポス

山(Olympus Mons)」で高さは2万2000m。

高さではに遠く及ばないが、体積ではオリン

ポス山より25%少ない程度のずんぐりむっくり山。

所在地: 北西太平洋 北緯33度 東経158度

発見者の米大学の研究者は、他の海底火山

比べて形状が異なるので、巨大火山がどの。

ように形成されるのかを解き明かす鍵になる

かもしれないとはなしている。

これだけの巨大なものが、これまで見つから

なかったのも不思議だが、ここに何かある

ことは科学者の間でも知られていた。。

ただ、皆は複数の火山が集まってるものと

考えていたという。

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2024年12月10日火曜日

11月 能登半島西方で地震 新たな活動か?

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カ  キ



2024年11月26日22時47分頃、石川県志賀町

西方沖の深さ約10Km、M6・6の地震が発生。

石川県輪島市西部と志賀町で震度5弱の揺れを

観測した。

石川県で震度5弱の揺れを観測したのは、

6月3日に能登半島先端部に位置する珠洲市を

震源とするM6・0、最大震度5強以来。

24年1月1日に発生した能登半島地震では、

[能登半島北岸断層帯](長さ94Km程度)を

中心として、同時にその西側に連なる輪島市

門前沖の[門前断層帯](同38Km程度)の一部が

連動して動いたとされている。

今回の地震について専門家は、[今回の地震は

大きくみれば1月の能登半島地震の余震と

考えることはできるが、震源が異なり、1月に

ずれ動いた断層の西の端よりさらに西側と

なっている。この場所には別の海底活断層が

あり、そこで活動が始まった可能性がある]と

指摘している。

地震調査委員会が8月2日に、新たに発表した

兵庫県北方沖から上越沖にかけての25の

海域活断層図では、[門前断層帯]の南端に

接するように志賀町沖およそ30Km、40Km、

50Kmの地点から⑩羽咋沖東断層(30km程度,

M7.3程度)⑪羽咋沖西断層(21km程度,

M7.0程度)⑫内灘沖断層(29km程度, M7.3

程度)が存在し、それぞれが南方向に伸びている。

今回の地震の震源となったのは、⑩羽咋沖東

断層だと推測されるが、これらの活断層が

丹後半島沖付近にまで数多く存在する海底

断層帯と共に活動することになれば大事だ。

特に、石川県西部から福井県沖に存在する

⑥越前岬西方沖北断層(38km程度, M7.5程度)や

⑧ゲンタツ瀬・大グリ南東縁断層帯(52km

程度, M7.7程度)が動けば沿岸部では津波の

被害も予測される。

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2024年12月9日月曜日

中国 報復社会対策で余剰男の結婚相談所開設

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紫露草



中国で人口増と食料不足問題を解決するために

1979年に毛沢東が始めたた一人っ子政策は、

2014年に部分解除されるまで続けられた。

農村部では、働き手が欲しいため子供が

男の子に極端に偏重。

このためこの期間に生まれた年代では男女の

性比率が歪になり、結婚する相手がいない

男性が3500万人存在する結果に繋がった。

中国国内では、こうした男性を[余剰男]と

呼んでおり、手に職がなく、家庭的に恵まれ

ない余剰男の存在が、頻発する[報復社会]の

要因の一つとなっていると指摘されている。

既に、早くから指摘されて来た問題だが、

最近になって雲南省政府は、35~55歳の

未婚男性3万3000人を対象に結婚の相談に

乗り出したと報じられている。

2020年末時点での推計では、余剰男はおよそ

3500万人に存在し、政府はこの状態を放置

すれば頻発する[報復社会]現象に見られる

ように社会不安の元凶になることを恐れて、

[結婚相談窓口]を設けたようだ。

今頃になって、余剰男が報復社会の原因と

なるとして対策に乗り出すなど、習近平の

面子を繕うための場当たり的対応に過ぎない。

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2024年12月5日木曜日

米国防総省 UFOの年次報告で757件の4割特定

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紫 露 草



米国防総省の全領域異常対策室(AARO)は

11月中旬に、未確認飛行物体(UFO)に関する

年次報告書を発表した。

6月までの1年間に757件の報告があり、約

4割は鳥や気球、無人機などと特定した。

宇宙企業スペースXの衛星通信網[スター

リンク]の衛星を誤認する報告が増えていると

したが、件数は明らかにしなかった。

報告書では[地球外生命体やその活動、技術の

存在を示すような証拠はない]と強調している。

だが、米軍機のパイロットからは安全上の

懸念が2件、追尾されたとの報告が3件あった。

民間航空機の乗務員は[円筒形の物体]との

ニアミスを1件報告している。

一方、2023年2月12日に米軍のF―16戦闘機が

中西部ミシガン州ヒューロン湖上空で撃墜し、

後にカナダ政府が回収した八角形のUFOの

正体が解明されている。

八角形UFOの残骸は当時、中国の監視装置の

一種ではないかと懸念されていたが、米加

両政府からの公式発表はなかった。

最近カナダメデアが入手した黒塗りだらけの

文書から、撃墜した残骸は数週間後にヒュー

ロン湖の岸辺で発見されたが、回収された

残骸は[材料とモジュールの両方]だったという。

[このモジュールは気象観測機器を販売する

会社のものだ。何か異常がないか分析される

だろうが、大きさを考えると異常はないと思う。

撃墜された機体かどうかは不明だ]だと伝えている。

無害な気象観測気球を撃墜するために戦闘機を

派遣したことが恥ずかして公表が遅れたようだ。

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2024年12月4日水曜日

熱帯収束帯の移動が干ばつや異常降雨の原因

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牡 鹿  奈良公園



24年7月以来、熱帯雨林が広がるアマゾンの

マナオス周辺では、歴史的小雨が続き、広範な

地域がが干魃に苦しめられている。

その一方で、遠く離れたナミビア砂漠など

サハラ砂漠では同一の理由からまったく逆の

ことが起きて、砂漠に湖が出現する異常な

降雨が続いた。

気象学者は、地球上でももっとも雨の少ない

地域として知られるサハラ砂漠だが、そこで

ここ数ヶ月、異例と言えるほどの降水量を記録。

サハラ砂漠に降っている雨は気象学的には

熱帯・温帯低気圧のようなもので、今後数ヶ月は

一帯の気候を変えてしまうほどの規模だという。

更に、これによって湿度が上がり蒸散量も増加、

それに伴ってさらに嵐が増えているのだと指摘。

このような豪雨は、通常ではアマゾン地域に

降るものなのだが、南東方向からの風(南東

貿易風)が強いために生じている現象だという。

[熱帯収束帯]はこれまで赤道付近に形成されて

きた低気圧地帯で、赤道低圧帯とも呼ばれる。

[熱帯収束帯]が、本来の発生場所のアマゾンから

遠ざかり、サハラ砂漠に接近しているという。

熱帯収束帯は北半球に向けて移動していて、

赤道地帯から離れつつあるという。

その結果、4月末からサハラ砂漠で異常な

降雨が見られるようになったという。

ブラジル北部や北東部で雨が降っているのも

熱帯収束帯が移動した影響であり、アマゾン

地域での干魃と同様の理由からとしている。

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2024年12月3日火曜日

コロナ感染で心不全のリスクが高まる

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カ  キ



24年7月頃に日本国内でも猛威を振るって

いたのは新型コロナウィルスの変異株

[オミクロンKP3]株。

11月中旬には、1医療機関あたりの感染者数が、

1・57人と落ち着いてきたがインフルよりは多い。

23年に、新型コロナウイルス感染症が心不全の

リスクを高めること、そして心不全患者を

急増させるおそれがあることに強く警鐘を

鳴らす研究が発表された。

京都大学の研究チームは、新型コロナウイルス

感染症が、見かけ上は治ったように見えても、

ウイルスが心臓に残り続けている可能性があり、

心臓に残ったウイルスが、思わぬ悪影響を

与えると警鐘を鳴らす。

何らかの疾患が原因となって心臓のポンプ

機能が弱まり、全身に送る血液が減ると

心不全となり、心不全になると血液の循環が

悪くなり、臓器に十分な酸素や栄養素を送る

ことができなくなる。

この影響を大きく受けるのが肺機能。

心不全になると、肺に血がたまり、ちょっと

歩いただけでもすぐに呼吸困難に陥いる。

しかも、一度心不全になると決して心臓が

元の状態に戻らないというのが大きな問題。

これまでの、コロナにかかり、治ったとしても

後遺症として心臓に不具合が出る人が一定数

いることは判っていた。

研究の結果で、心臓に一定のコロナウィルスが

残ることで、なんらかの要因で心臓が低酸素

状態になったときに、一気に心不全になって

しまう可能性が高まるという。

コロナウィルスは、変異を繰り返すことで

弱って来ていることは指摘されているが、

一旦、感染してしまうと外観上は完治したと

見えても、心臓に居残ったウィルスによる

心不全予備軍が増加していることを指摘。

現在、心不全の患者数は、がんの罹患数

約100万人を超える約120万人と推定されて

いる上に、心不全の発症数は増加し続けている。

新型コロナウィルスによる心不全予備軍の

増加が、心不全パンデミックを引き起こす

可能性を高めていると注意を喚起している。

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2024年12月2日月曜日

24年11月 コロナは沈静化もインフルは増加へ

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牡 鹿  奈良公園



2024/25のインフルエンザウィルス感染状況は

11月初めには流行開始の目安となる定点

当たり感染者数1.0人を超えて1・04となった。

中旬には、1・06へと感染拡大が伺える状況に。

昨シーズンの同期には17人を超える感染

拡大状況だったから、今シーズンはスロー

スタートと言えるが、寒さがやって来て、

乾燥が進むと一気に拡大する懸念がある。

医療機関での予防接種を希望する人も増加。

一方、忘れられた存在になってしまっている

新型コロナの定点当たりの感染者数は、

10月28日~11月3日の1週間では1・57人と

1ヶ月前の3・07よりはほぼ半減となった。 

それでも、インフルのほぼ倍の感染者数だ。

新型コロナ感染者数は、5月に入ったころから

いきなり感染者が増加し始めて、東京都でも

7月には定点あたり5・57人に増加。

変異種の[オミクロンKP3]、[オミクロンLB.1]、

さらに[オミクロンKP2.3]という新しい変異株が

関係したと推測されている。

特に、猛威を奮ったにが変異株の[KP.3]。

新型コロナウィルスへの感染は、もう過去の

ことと思って予防対策を取らないと取り返しが

つかない可能性があるから用心、要慎。

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