習近平が厳格なコロナ規制解除の切っ掛けと
なったのは北京などの市街に多くの学生が
集まり、白い紙を掲げた抗議集会だった。
今年6月頃から、河南省鄭州市内から数十Km
離れた開封市へ人気のスープ入り餃子の
[灌湯包]を食べに行く夜間サイクリングが
流行となった。
開封市政府では、このブームを歓迎して、
観光地の入場料を無料化するなどで来訪者の
受入れ対策に力を入れるようになった。
ところが、夏から秋にかけて夜間サイクルの
ブームが爆発的に大きくなり、広い道路を
埋め尽す大勢の若者が、国旗を掲げたり、
共産党のスローガンを叫んだりして、開封市を
目指すようになり、開封市では乗り捨てられた
シェアサイクルで溢れるようになった。
外見では、若者たちの一連の行動は、単に
楽しんでいるだけのように見えていた。
こうした若者が集団でサイクリングを楽しむ
行動は、たちまち全国へ波及し始めた。
共産党指導部は、称賛から一転取締りに転じ
夜間サイクルを禁止した。
若者による集団行動に脅威を嗅ぎ取ったのだ。
習近平は、1989年の天安門事件の「教訓」から、
若者たちが集団化することに神経を尖らして
おり、予防的措置として禁止したのだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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