世界で発生した巨大地震の記録では、M9
クラスの地震では決まって火山噴火が発生
していると指摘されている。
信頼できる記録が残る平安時代の貞観年間に
発生した巨大地震とされる貞観地震(869年
7月13日:貞観11年5月26日)の場合はどうか。
主として貞観年間を含む30年間(858~887年)の
歴史を記した[日本三代実録]に多くの災害
記録などが残されている。
記録されている地震を時系列で並べると、
*863年7月10日(貞観5年6月17日)
越中・越後地震(M≧7)
*868年8月3日(貞観10年7月8日)
播磨・山城地震(M≧7.0) 山崎断層が活動?
*869年7月13日(貞観11年5月26日)
陸奥国大地震(M8.4) 貞観三陸地震
*878年11月1日(元慶2年9月29日)
関東地震(M7.4) 元慶関東地震
*880年11月23日(元慶4年10月14日)
出雲地震(M7.0)
*881年1月13日(元慶4年12月6日)
京都地震M6.4)
*887年8月26日(仁和3年7月30日)
仁和南海トラフ地震(M8.0~8.5)
また、この30年間には火山噴火記録も多い.
*867(貞観9年1月20日) 豊後の鶴見岳噴火
5月11日夜 阿蘇山小噴火
*871(貞観13年4月8日) 出羽国の鳥海山噴火
*874(貞観16年3月4日) 開聞岳が噴火
885(仁和元年7月12日と8月11-12日にも噴火。
*886(仁和2年5月24日 安房新島噴火
*貞観時代にはその他,赤城山,日光白根山
白山も噴火した可能性がある
*887(仁和3年7月30日)新潟焼山が噴火
仁和南海トラフ地震とほぼ同時に噴火。
この30年間は東北,関東,九州での火山活動が
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