気象の発表では、11月22日11時ごろから、
十和田では火山性地震が増加し、13時30分の
時点で110回を観測している。
23年7月6日にも139回を観測している。
震源は6300年前の中掫(ちゅうせり)噴火で
作られた中湖で、深さは6km付近と推定される。
低周波地震や火山性微動は観測されておらず、
地殻変動にも特段の変化はみられない。
監視カメラによる観測でも特段の異常は認め
られないので、噴火警戒レベルは1(活火山で
あることに留意)を継続。
十和田は、約15,000年前の大規模の噴火に
よって、現在見られる十和田カルデラの原型が
形成され、現在までに幾度となく大きな
噴火を繰り返して来たことが地上の噴出物や
地層、火砕流などから確認されている。
歴史に残されている活動では、平安時代の
915年の噴火がある。
膨大な量の火山灰や噴石、ガスを一気に噴出
する爆発的な噴火のプリニー式噴火が発生し、
普通でも噴煙は1000mに達する。
平安時代に書かれた[扶桑略記]の延喜十五年
(915年)七月の条に、京都延暦寺の僧侶が
[朝日には輝きがなく,まるで月のようだった]と
記し、26日に灰が二寸も積もって桑の葉が
枯れそうだとの報告があったとしているから、
これらの原因は火山噴火によるものと推定。
十和田湖から京都まで直線距離でおよそ800Km。
18日に火山灰による空の霞が記録されている
ことから、噴火発生は17日であり噴火規模は
噴出物の広がりからも巨大噴火だったとされる。
火山爆発指数(VE)Iは、9段階あるうちの
上から4番目のVEI5とされている。
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