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2024年12月12日木曜日

平安時代 十和田湖噴火の火山灰が京都に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ムラサキシキブ



気象の発表では、11月22日11時ごろから、

十和田では火山性地震が増加し、13時30分の

時点で110回を観測している。

23年7月6日にも139回を観測している。

震源は6300年前の中掫(ちゅうせり)噴火で

作られた中湖で、深さは6km付近と推定される。

低周波地震や火山性微動は観測されておらず、

地殻変動にも特段の変化はみられない。

監視カメラによる観測でも特段の異常は認め

られないので、噴火警戒レベルは1(活火山で

あることに留意)を継続。

十和田は、約15,000年前の大規模の噴火

よって、現在見られる十和田カルデラの原型が

形成され、現在までに幾度となく大きな

噴火を繰り返して来たことが地上の噴出物や

地層、火砕流などから確認されている。

歴史に残されている活動では、平安時代の

915年の噴火がある。

膨大な量の火山灰や噴石、ガスを一気に噴出

する爆発的な噴火のプリニー式噴火が発生し、

普通でも噴煙は1000mに達する。

平安時代に書かれた[扶桑略記]の延喜十五年

(915年)七月の条に、京都延暦寺の僧侶が

[朝日には輝きがなく,まるで月のようだった]と

記し、26日に灰が二寸も積もって桑の葉が

枯れそうだとの報告があったとしているから、

これらの原因は火山噴火によるものと推定。

十和田湖から京都まで直線距離でおよそ800Km。

18日に火山灰による空の霞が記録されている

ことから、噴火発生は17日であり噴火規模は

噴出物の広がりからも巨大噴火だったとされる。

火山爆発指数(VE)Iは、9段階あるうちの

上から4番目のVEI5とされている。

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