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2024年12月16日月曜日

全国自治体の水道水 PFAS検出状況を公表

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




環境省は、11月末に全国の水道水のPFAS

(有機フッ素化合物)検出状況を調査した結果を

初めて公表した。

[PFAS]は人工的に作られた有機フッ素化合物で、

1万以上の種類があるとされている。

水や油をはじき、熱にも強い特徴などから、

防水服、半導体、航空機火災に使用する

泡消火剤、フライパンのコーティングなど

身近な生活の場にも幅広く使用されている。

また、長く環境に残り、体に蓄積され易い

ことから“永遠の化学物質”とも呼ばれている。

海外の研究では、PFASの一部の物質には

発がん性や子供への成長の影響など有害性が

指摘されていて、[PFOS]と[PFOA]など3つの

物質は、国際条約で製造・使用が禁止されている。

このうち[PFOA]と[PFOS]について、国は

[健康に悪影響が生じないと考えられる水準]と

して、合計で水道水1リットルあたり50ナノ

グラムという暫定目標値を設定している。

環境省と国土交通省は、水道水でPFASが

どれくらい検出されるのかを把握するため、

全国の自治体や水道事業者に対して

2024年度(~9月)までの4年半の

▽PFASの水質検査の実施の有無や、

▽検出された場合の最大値

などについて調査を実施した結果を公表した。

各自治体が検出した結果を色分けした地図で、

▽赤色:暫定目標値(50ナノグラム/L)を

 超えた自治体 

▽黄色:暫定目標値(50ナノグラム/L)以下の

 自治体

▽水色:[定量下限値]もしくは[検出下限値]

 未満の自治体

▽灰色:検査を実施していない自治体

2023年度までの4年間に、14ヶ所で暫定

目標値を超える濃度が検出されたが、いずれも

水源を切り替えるなどの対策を行い、

最新の検査では目標値を下回っている。

規模の小さな簡易水道を中心に、水道事業者や

自治体による検査が行われていなかった事例が

相次いで確認されたが、その理由について

[法的な義務がないから]が4割を占めている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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