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備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山 茶 花
2024年12月、米航空宇宙局(NASA)は、29年
4月13日に地球に接近中のアポフィスが地球が
衝突する確率を[1/300程度]と公表した。
アポフィスとは、古代エジプト神話に登場する
[邪悪な蛇]の名前。
宇宙航空研究開発機構[JAXA]の観測では、
大きさは約340mで、JAXAの探査機[はや
ぶさ]が着陸した小惑星イトカワに似た、
細長いピーナツのような形をしているという。
予測では、アポフィスは29年4月13日に、
地球をかすめるように最接近するとし、地球の
引力によってアポフィスの軌道が変化する
ほどの接近なので、衝突する可能性を発表した。
我々が気づかない間や発見した直後に地球に
衝突した小惑星は数多くあり、直近では
24年12月3日に発見された[2024 XA1]は翌日に
ロシア・バイカル湖の北東約800Kmの上空で
大気圏に突入している。
直径0.7~1.5mで、発見から衝突までの時間は
約10時間しかなかった。
24年には少なくとも4回、小惑星が地球に
衝突しており、発見から衝突まで2時間未満の
小惑星もあったという。
300mを超える小惑星が地球に衝突すれば、
甚大な被害が予想される。
NASAは25年2月18日、新たに発見された
小惑星[2024YR4]衝突の可能性が3・1%に
高まったと発表、欧州宇宙機関(ESA)は
2・8%と推定している。
2024YR4は、直径が40~90mと推定されている。
天体が地球に衝突する可能性を指標化した
[トリノスケール]の10段階中の[4]と評価
されていたが、現在は[3]と評価されている。
24年12月27日に、ESAは小惑星[2024 YR4]に
ついて、2032年12月22日に2.2%の確率で
地球に衝突する可能性が高まったと発表。
専門家は、詳しい観測の結果、衝突が確実視
された場合の対応については[国連のグループで
対応が検討されることになり、衝突予測地点や
被害を受けそうな場所から人々を避難させる
計画を検討することもあり得るのでは、とする。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山 茶 花
野生動物を原因とする感染症には、日本国内で
数年おきに数例の発生が見られる[野兎病]があり、
感染症法にて全数把握対象の4類感染症に
指定されているが、そのほか様々な動物を
介した感染症が存在する。
*小鳥
オウム病:鳥の糞に含まれる菌を吸い込んだり、
口移しでエサを与えることによって感染。
突然の発熱(38度以上)で発症、せきが出て、
たんを伴うインフルエンザ様の症状。
重傷化すると、呼吸困難、意識障害などを
起こし、診断が遅れるとまれに死亡する。
*イヌ・ネコ
狂犬病:感染した犬、ネコ、アライグマ、
キツネ、スカンクなどに咬まれた時に感染。
初期はかぜに似たような症状、その後神経症状
(不安感、狂水症、興奮、麻痺神経錯乱)が現れ、
数日後に呼吸麻痺で死亡。
致死率が100%とされる恐ろしい感染症。
このため、日本では飼い犬に必ず年1回、
ワクチンの予防接種が義務付けされている。
パスツレラ症:
犬の75%、ネコの97%の口の中、ネコの爪に
20%に保有がみられ、人がかかる場合の
約半数は犬、ネコの咬み傷によるもの。
通常は咬まれたり、引っかかれた場所が
赤く腫れたりするだけの軽傷ですが、傷が
深い場合は骨髄炎を発症することもある。
イヌ、ネコ回虫症:
イヌ、ネコの多くが高確率に寄生している。
イヌ、ネコの糞便中に排泄された回虫卵が
食べ物や手を介して口に入り感染する。
虫卵は人の体内を移行し、肺、肝臓、皮膚
などで結節を作り、発熱、咳、肝臓の機能
障害を起こすほか、目に移行すれば、視力
障害を起こす。
特に子供には注意が必要で、ものを食べる前や
戸外で遊んだ後には、必ず手を洗うこと。
又、飼い犬、ネコは必ず駆虫をすること。
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健康と安心のメタボへの備えは?
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山 茶 花
冬は牡蠣のシーズン、特に気を付けたいのが
ノロウィルスによる食中毒。
牡蠣には責任はないが、養殖時に取り込まれて
いたウィルスや調理中に付着したウィルスに
より食中毒を起こす。
生食の場合は特に注意が必要だ。
冬場がシーズンになっている猪肉、ジビエ
ブームで野生動物のジビエを楽しむ人が増えて
きたが、ここにも危険が潜む。
シカやイノシシ等の野生鳥獣は、E型肝炎
ウイルスや腸管出血性大腸菌(O157など)、
サルコシスティスなど、食中毒の原因となる
様々なウイルスや細菌、寄生虫を保有して
いることがるので生食は厳に慎む必要がある。
日本国内では、希にはなったが、生食をする
機会の多い韓国などでは、韓国で1級法定
感染症に指定されている[野兎病]に感染した
患者の例が報告されている。
牛肉ホルモン専門店で生レバーを食べて
3日後に腹痛や発熱症状を訴え、入院後の
検査で野兎病と診断されている。
野兎病は、病原体である野兎病菌という菌が
野ウサギやリス、ネズミ類などのげっ歯類や
タヌキやプレーリードッグなどや、更に
犬や猫の血を吸ったダニ、蚊などを通して
ヒトにうつる感染病。
病原菌を保有している野生動物あるいはその
死体を触ったり、生で摂取した場合に感染する。
飛沫(エアロゾル)状態で肺に感染する場合には
致死率が60%にも達する。
潜伏期は3日から1週間で、感染初期には、
発熱や筋肉痛、倦怠感などといった感冒様
症状が主体で、野兎病に特徴的な症状は
特にないとされる。
だが、野兎病菌が侵入した部位に応じて、
関連性の強いリンパ節に強い異常を起こすほか、
内臓臓器にも障害を引き起こすことがあり、
また、肺炎、髄膜刺激徴候、消化器症状もある。
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山 茶 花
南海トラフ地震の発生時に、より正確な震源の
位置を迅速に推定できるシステムを海洋研究
開発機構のチームが開発した。
震源位置の確認には、これまでの手法では
20Km前後の誤差が生じることがあったが、
人工知能(AI)を活用することで、誤差を
数Kmまで抑えられるという。
南海トラフ地震の震源把握に必要な想定震源
域の地質などを反映した3次元モデルを
独自に作成して、AIを活用することで
高速計算が可能になるシステムだとする。
南海トラフ地震発生に備えて、想定震源域で
整備されてきた海底地震津波観測網(N-net)が
2025年6月には完成予定とされており、今回の
システムが実用化されれば、新たな観測データ
との相乗効果も期待できる。
政府の地震調査委員会は、南海トラフ地震は
今後30年以内の発生確率は70~80%とする。
2013年までに、この地震による被害について
死者・行方不明者は最大約23万1000人、経済的
損失は最悪で220兆円にも達すると想定した。
国は、今後の防災対策を考えるため、2023年
から専門家によるワーキンググループで議論を
進めてきたが、25年3月末をめどに新たな
被害想定を公表することになったと公表した。
今回の見直しでは、最大クラスの地震が起きた
場合の死者や負傷者数、全壊や焼失のおそれが
ある建物の数、経済的な被害などが見直される。
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赤 い 実
秋から春にかけての冬場に多い感染性胃腸炎の
一つにノロウイルス感染症がある。
主な感染経路は経口感染だが、ノロウイルスは
強い感染力を備えている上に、数日から
1週間も環境表面に存在し続けられる。
ノロウイルスの潜伏期間は、1日から最長でも
2日程度と短かく、症状も成人では比較的
軽く、通常は特別な治療を必要とせずに
数日で自然に回復しますが、体力のない
乳幼児や高齢者が感染すると度重なる嘔吐や
下痢によって重篤化するケースに注意が必要。
ウイルスに感染していても、症状が現れない
不顕性感染で済んでしまうケースもあるが、
ウィルス自体は感染力を備えているため、
症状がないままで感染を拡大させる。
基礎疾患(持病)を持っていると、繰り返す
嘔吐や下痢などで、脱水症状を起こしたり、
全身の状態が悪化して命に関わるケースも出る。
また、嘔吐物を喉に詰まらせて窒息したり、
唾液、胃液などが含む細菌が肺で繁殖し、
炎症を起こす誤嚥性肺炎発症の危険性も高まる。
ノロウイルスの格好の感染拡大環境が最近
人気が高まっているクルーズ船。
クルーズ船の国際業界団体(CLIA)によると、
2025年の乗客数は3710万人に達する見通しだ。
他方で、米疾病対策センター(CDC)の最新
統計によれば、クルーズ船で流行した胃腸
疾患に関して、24年はこの10年あまりで
最悪の年だったという。
その大部分がノロウイルス感染症。
24年12月だけでも5隻でノロウイルスを
原因とする食中毒事件が発生している。
人が密集して過ごす環境であるため、ノロ
ウイルスにとっては各国の感染拡大場所。
ノロウイルスは[クルーズ船ウイルス]として
知られているほど、以前から付き物だった。
汚染された表面を、指で触っただけでウイ
ルス粒子を拾ってしまい口から感染する。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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