野生動物を原因とする感染症には、日本国内で
数年おきに数例の発生が見られる[野兎病]があり、
感染症法にて全数把握対象の4類感染症に
指定されているが、そのほか様々な動物を
介した感染症が存在する。
*小鳥
オウム病:鳥の糞に含まれる菌を吸い込んだり、
口移しでエサを与えることによって感染。
突然の発熱(38度以上)で発症、せきが出て、
たんを伴うインフルエンザ様の症状。
重傷化すると、呼吸困難、意識障害などを
起こし、診断が遅れるとまれに死亡する。
*イヌ・ネコ
狂犬病:感染した犬、ネコ、アライグマ、
キツネ、スカンクなどに咬まれた時に感染。
初期はかぜに似たような症状、その後神経症状
(不安感、狂水症、興奮、麻痺神経錯乱)が現れ、
数日後に呼吸麻痺で死亡。
致死率が100%とされる恐ろしい感染症。
このため、日本では飼い犬に必ず年1回、
ワクチンの予防接種が義務付けされている。
パスツレラ症:
犬の75%、ネコの97%の口の中、ネコの爪に
20%に保有がみられ、人がかかる場合の
約半数は犬、ネコの咬み傷によるもの。
通常は咬まれたり、引っかかれた場所が
赤く腫れたりするだけの軽傷ですが、傷が
深い場合は骨髄炎を発症することもある。
イヌ、ネコ回虫症:
イヌ、ネコの多くが高確率に寄生している。
イヌ、ネコの糞便中に排泄された回虫卵が
食べ物や手を介して口に入り感染する。
虫卵は人の体内を移行し、肺、肝臓、皮膚
などで結節を作り、発熱、咳、肝臓の機能
障害を起こすほか、目に移行すれば、視力
障害を起こす。
特に子供には注意が必要で、ものを食べる前や
戸外で遊んだ後には、必ず手を洗うこと。
又、飼い犬、ネコは必ず駆虫をすること。
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