2024年8月、南海トラフ地震臨時情報発表を
切っ掛けに始まったコメ不足、
一時はスーパーの棚からコメが消え、25年2月に
なっても深刻なコメ不足が続き、コメの値段は
2倍に跳ね上がった。
国民は政府の対応遅れ、無策によるコメ不足を
令和の米騒動と自嘲的に呼ぶ。
国民にとって、これは明らかに人災であるが
江戸時代には、度々飢饉に見舞われた。
こちらは、自然環境、気象の異変による
自然災害であった。
江戸時代の三大飢饉と呼ばれる天保大飢饉は
なかでも長期間にわたり、90万人以上が餓死し、
人口が125万人減少したとされる大飢饉であった。
1932年(天保2年)から始まった飢饉では、
東北地方を中心に、東日本が悪天候に見舞われ、
冷害が発生しコメの収穫が減少、以降、
天保の飢饉は天保3年(1832年) から 1839年
(天保10年)まで繰返し冷害に襲われた。
この寒冷化の異常気象の原因は、大規模な
火山噴火によるものだとの推測はされていたが
地球上のどの火山の噴火かは不明のままだった。
研究では、北半球の年間平均気温が1℃
下がり、その影響は東日本で特に大きかった。
研究者らは最近、グリーンランドの氷床コアの
サンプルのうち、1831~34年に堆積した硫黄
同位体や灰の粒、火山ガラスの破片について
地球化学や放射線年代測定を駆使して、粒子
などの軌道を割り出して、太平洋の北西部に
位置する火山島と関係があることが分かった。
分析結果の追跡から、謎の火山は千島列島の
新知島にあるザバリツキー火山だと確定された。
1808~35年にかけては、ザバリツキー火山の
他にも三つの火山が噴火したことも判明した。
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