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2025年3月10日月曜日

天保大飢饉の引き金は千島列島の火山噴火

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
咲き初めた白梅



2024年8月、南海トラフ地震臨時情報発表を

切っ掛けに始まったコメ不足、

一時はスーパーの棚からコメが消え、25年2月に

なっても深刻なコメ不足が続き、コメの値段は

2倍に跳ね上がった。

国民は政府の対応遅れ、無策によるコメ不足を

令和の米騒動と自嘲的に呼ぶ。

国民にとって、これは明らかに人災であるが

江戸時代には、度々飢饉に見舞われた。

こちらは、自然環境、気象の異変による

自然災害であった。

江戸時代の三大飢饉と呼ばれる天保大飢饉は

なかでも長期間にわたり、90万人以上が餓死し、

人口が125万人減少したとされる大飢饉であった。

1932年(天保2年)から始まった飢饉では、

東北地方を中心に、東日本が悪天候に見舞われ、

冷害が発生しコメの収穫が減少、以降、

天保の飢饉は天保3年(1832年) から 1839年

(天保10年)まで繰返し冷害に襲われた。

この寒冷化の異常気象の原因は、大規模な

火山噴火によるものだとの推測はされていたが

地球上のどの火山の噴火かは不明のままだった。

研究では、北半球の年間平均気温が1℃

下がり、その影響は東日本で特に大きかった。

研究者らは最近、グリーンランドの氷床コアの

サンプルのうち、1831~34年に堆積した硫黄

同位体や灰の粒、火山ガラスの破片について

地球化学や放射線年代測定を駆使して、粒子

などの軌道を割り出して、太平洋の北西部に

位置する火山島と関係があることが分かった。

分析結果の追跡から、謎の火山は千島列島の

新知島にあるザバリツキー火山だと確定された。

1808~35年にかけては、ザバリツキー火山の

他にも三つの火山が噴火したことも判明した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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