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2025年3月25日火曜日

謎の天体「暗黒彗星」生命の起源にも貢献か

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
蝋  梅



米国科学アカデミーの論文で、新たに7個の

暗黒彗星が確認され、合計14個になったという。

暗黒彗星ってどんな彗星かと思えば、暗黒

彗星とは小惑星と彗星の両方の性質を持つ

天体で、彗星は太陽系外から飛来して、通常、

表面から揮発性物質がガス放出されて、尾が

確認できるのが一般的。

だが、中には全くをの存在が確認できず、

小惑星のようなのが存在する。

こうした天体を、暗黒彗星と呼んでいる。

最初の暗黒彗星が確認されたのは2016年。

科学者らが、地球の近くの小惑星[2003RM]の

軌道が、一般的な宇宙の岩石としては少々

奇妙であることに疑問を持ったことがきっかけ。

天体にこういった変動が見られる場合、その

天体は通常、彗星であり、表面から揮発性

物質のガス放出されて推進力を持つ。

しかし、2003RMに彗星の尾の兆候は見つ

からず、他の小惑星と同じように見えていた。

しかし翌年、2017年に確認された恒星間天体

[オウムアムア]は、発見当初は小惑星として

認識されていた。

内部から放出された水素ガスによる大きな

加速が見られ、彗星のように太陽から加速して

遠ざかっていることが明らかになった。

科学者たちは、すぐさま2003RMとオウム

アムアの関連性に気づき注目をした。

暗黒彗星の発見された数が増えたことで、

性質は軌道と大きさによって大きく2つの

グループに分けられることが判明。

研究者たちは、反射率と軌道を分析することで、

太陽系内の暗黒彗星が2つのグループを分け

られることを特定。

一つは、木星族の彗星に似た偏心軌道上の

外側を動く大型の暗黒彗星。

もう一つは、太陽系の内側をほぼ円形の

軌道で周回する小型の暗黒彗星。

最近の研究では、地球周辺の天体の6割は

暗黒彗星で、火星と木星の間にある太陽系の

領域、主小惑星帯に存在するはるかに大きな

天体の一部だったのではないかという。

暗黒彗星は、地球に生命の起源や発達に

必要な物質をもたらした新たな可能性を

秘めていると研究者は言う。

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