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2025年3月19日水曜日

青ヶ島の海底金鉱床 採掘方法が難題

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
二月堂 お水取り始まる



東京都下の青ヶ島近海の水深700m付近で

発見された[熱水噴出孔]噴き出す高温の熱水に

平均17ppmの[金]が含まれていることが判明。

17ppmは、鉱石1トンに17gの金が含まれて

いることを示し、菱刈鉱山の20ppmに迫る

高品位の金含有量。

課題は、同様な方法で深海で採掘するか?

研究者が説明する画期的な採掘方法として、

熱水に溶け込んでいる[金]は、主に塩化物

イオンと結合している[塩化金]という化合物。

マイナスの電気を帯びている[ラン藻]の

シートに塩化物イオンが吸着する性質を利用し

シートに熱水中の[塩化金]を吸着させる。

シートを回収して、1000℃の高温で加熱し、

灰の状態にした後、灰から金を回収する方法。

だが、現在ではコスト的に採算に合わないと

されるので、低コストで回収方法が課題。

では、何故青ヶ島の熱水噴出口から吹き出る。

熱水に金が高品位で含まれているのか?

研究者の話では、青ヶ島の熱水の温度は、

270度ほどと他の地域の熱水よりもやや低く

この温度が、ちょうど金が溶け出しやすく

熱水が海底下の金を集める役割を果たして

いると推測するが、それだけでは説明が

つかないほど濃度が高く、まだ詳しい理由は

わかっていないという。

金の生成には火山の源となるマグマが深く

関わっており、噴火しないマグマは地下

5~10Km付近に、[マグマ溜り]を作る。

マグマ溜りの周囲の地下水や、マグマから

放出された水分は、高温・高圧の状態になり、

岩の割れ目などに侵入して行く。

高い圧力のため沸騰できない水は、400℃位に

なると超臨界流体というスーパーエキセン

トリックな物質になる。

気体と液体の区別がつかない状態になった

物質は、あらゆる金属を溶かしてしまう。

金を含む隙間に入り込み、金を溶かし込んだ

後に、マグマ溜まりから離れた岩の隙間に

入り込むと、そこで冷やされて金鉱床となる。

狭い隙間に金を含む金鉱床になって、隆起して

地表や地表近くで金鉱床として人目に触れる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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