南海トラフ地震の発生時に、より正確な震源の
位置を迅速に推定できるシステムを海洋研究
開発機構のチームが開発した。
震源位置の確認には、これまでの手法では
20Km前後の誤差が生じることがあったが、
人工知能(AI)を活用することで、誤差を
数Kmまで抑えられるという。
南海トラフ地震の震源把握に必要な想定震源
域の地質などを反映した3次元モデルを
独自に作成して、AIを活用することで
高速計算が可能になるシステムだとする。
南海トラフ地震発生に備えて、想定震源域で
整備されてきた海底地震津波観測網(N-net)が
2025年6月には完成予定とされており、今回の
システムが実用化されれば、新たな観測データ
との相乗効果も期待できる。
政府の地震調査委員会は、南海トラフ地震は
今後30年以内の発生確率は70~80%とする。
2013年までに、この地震による被害について
死者・行方不明者は最大約23万1000人、経済的
損失は最悪で220兆円にも達すると想定した。
国は、今後の防災対策を考えるため、2023年
から専門家によるワーキンググループで議論を
進めてきたが、25年3月末をめどに新たな
被害想定を公表することになったと公表した。
今回の見直しでは、最大クラスの地震が起きた
場合の死者や負傷者数、全壊や焼失のおそれが
ある建物の数、経済的な被害などが見直される。
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