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2025年4月3日木曜日

農相 作付規制していて[自由に生産できる]

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




2月14日に、江藤拓農相は政府備蓄米の放出を

発表し、18日の閣議後には、[コメの流通市場が

動き出した]と取引が活発化しており、価格の

値下がりを思わせる発言をした。

メデアの中には、既に9割がたも値上がりを

しているため500円は下がるとの記事も多く出た。

しかし、放出した備蓄米が店頭に並び始めると

想定される時期の4月の先物取引指数は、逆に

上昇を示し、既にこの時点で値下がりは期待薄に。

市場が必要とするコメの絶対量を読もうともせず、

JA全農の顔色を見ながらの小手先の対応が続く。

3月10日に行われた入札で、14万2000トンの

備蓄米が放出されたが、市場では値下がりの

兆候すら見られず、逆に高値気配が支配。

26日には、6万8000トンの2回目の入札を実施。

コメ不足問題に関して、江藤農林水産大臣は

3月11日の記者会見で、国がコメの生産調整を

行っているとの指摘について「大いなる

誤解だ」と反論し、「コメの生産は今でも

自由」と強調して、世論が沸騰。

長きにわたる減反政策が招いた政策の失敗で

あることはだれの目にも明らか。

農水省は[水田活用の直接支払交付金]などの

制度を通じて、コメの作付けを制限する

方向に誘導して来たことは紛れもない事実。

主食用米の作付けを抑制するために、飼料用

米や他作物への転換を推奨し、補助金を

出している事実を、どのように説明するのか。

このようにして生産量を制限しすぎた結果が、

コメの市場流通量が減少し、コメ不足

招いたと専門家も厳しくしてきしている。

にも拘らず、[自由に生産できる]と公然と

言い張る農水大臣、このような国民をバカに

するレベルの大臣が、日本の農政に君臨。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年4月2日水曜日

農水省 30年に米輸出を8倍に 高値収まらず

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




コメを栽培している農家数は、2020年には

約70万戸とされていたが、その後も減少が

続いており、専門家の試算ではおよそ60万戸

近くまで減少しているとする。

そして、そのうちの約4%にあたる2万3000戸が

およそコメ生産量全体の6割に当たる420万トン

ほどを生産しているという。

JA全農や農水省は、残り280万トンを生産する

60万戸近い零細農家を保護するために、毎年

10万トンを減産する減反政策をとって来た。

この結果が、作況指数が101で、18万トンもの

増産であったにも拘らず40万トンともされる

コメ不足を招いたのだ。

こうした供給不足が潜在していたにも拘らず

農水省は、HPで我が国のコメの消費量が

毎年約10万トン減少して食料自給率・食料

自給力の向上や米農家の所得向上を図って

いくためには、いくことが喫緊の課題と謳う。

店頭でのコメ不足に伴う高値に苦しむ国民を

無視するかのように、3月14日に農林水産省は

2030年のコメの輸出を現状の約8倍へ大幅に

引き上げる方針を発表した。

2024年度に、日本からのコメの海外への

輸出額が100億円を突破したと大きく報じ

られたが、実績はおよそ4万5000トンで

総額は120億2900万円であった。

これを数年後に輸出量をおよそ36万トン、

1000億円超を目指すとする。

海外での日本食ブームを見込んでの日本の

短粒米の輸出を増やす計画だという。

農家の後継ぎ問題が深刻化する中で、増産

しろという方が無理であり、また、コメ不足

深刻化する中、これからもコメの争奪戦の

激化で、海外の10倍を超える高いコメを食べ

続けろとは、一体どういうことかとの疑問と

不満が渦巻いている。

先ずは、大臣が示すべきは価格の引き下げと

安定供給であるべきはずなのに、コメが

売れているからと、輸出を増やすとぶち

上げるとは神経が尋常でない。

国民に目を向けた誠実な方針を示すべきだろう。

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2025年4月1日火曜日

備蓄米平均落札60Kg2万1217円 店頭価格は?

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山  茶  花



3月10日に行われた備蓄米の入札の落札価格は

平均で60Kg当り2万1217円だった。

これは、玄米の状態で備蓄倉庫に置かれた

状態で行われた落札価格。

41銘柄が、24道県にある300ヶ所の備蓄倉庫に

分散して保管されており、入札ロットは

469ロットにも及ぶ。

落札した業者は、備蓄倉庫から引き取り、

コメを取り扱う業者に渡り、精米されてから

スーパーの店頭に並び、大口のコメ消費業者の

手に渡る。

この間の運賃や保管料、手数料灘が加算される。

精米の歩留まりは90%ほどだとされている。

当然ながら、[流通業者の欲]も上積みされる。

政府は、500円ぐらいは下がるとうそぶく。

9000円前後になっている価格から500円ほど

下がるとして、放出効果を強調するバカ。

入札結果では、放出量の9割方は予想通り

JA全農が落札したとされる。

全国にネットを張り、自ら関与する倉庫も

保管倉庫として利用されている割合が高い

ことから、JA全農の優位性は指摘されていた。

後は、JA全農がコメ商人として立ち振舞いを

するのか、コメ不足と高値に泣く庶民の

側の消費者、国民を救済する責任ある立場で

行動をするのかが問われ、JA全農の存在

そのものが評価されることになる。

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